5月24日(土) 初夏を感じさせるすばらしい五月晴れの下、
一般財団法人セブン-イレブン記念財団の皆様52人と清掃活動を行いました。
同団体には毎年恒例行事として富士山清掃活動にご参加頂いております。
今年も各店舗キャンペーン実施中の大変なご多忙の中でお集まりいただきました。
本当にありがとうございます。
活動には静岡県立富岳館高等学校の生徒さん13人もご参加くださいました。
まず、富士河口湖町・西湖西地区の富岳風穴駐車場に集結した皆様は開会式を行い、
毎年この活動にご参加くださっている財団評議員の寺本様がご挨拶くださいました。
「がんばりましょう!」の一言に皆様の士気は一層高まります。
今日の活動現場は、青木ヶ原樹海内の自然散策路付近です。
現場に通じる散策路は、緑いっぱいの、すがすがしい森の風景が広がっています。
この道脇にあれほどたくさんのごみがあるとは
このときは誰も予想しませんでした。
参加者の皆様は4グループに分かれ、しばし森の散策を楽しみました。
まずはグループ1・2が現場に到着です。
表面からはそれほどたくさんのごみは見られないのですが、
スコップや竹べらを持って地面を掘り始めると・・・
目を覆いたくなるような量の牛乳瓶のかけらが出始めました。
その周囲でも膨大な量のごみが見つかりました。
「一体なぜこんなところに、こんなものが・・」
参加者の怒りと疑問、それから、この場所をきれいにしたいという
強い思いが広がります。
グループ3は、散策路脇に大量に不法投棄された
バッテリーの燃え殻集めに取り組む「バッテリー隊」、
砕けたカガミやガラスがまとめて捨てられた場所担当の
「ガラス隊」などの小隊に分かれ、せっせと回収に取り組みました。
国道脇を担当して下さった富岳館高校の女子チームも
元気いっぱいに活動に取り組んでくださいました。
集められたごみは彼女たちの手で丁寧に分別されました。
こちら、グループ4。
グループ4の活動現場からはとにかく、カンがたくさん掘り出されました。
プルトップのカンが一般化する前の、見たこともない古いカンが次々と見つかりました。
終了時間近くになると、カンを集めた袋が10袋以上も並びました。
今日の活動で忘れてはならない活躍をしたのはリヤカー部隊です。
現場からトラック集積場まではかなり長い距離があるため、
人力での運搬は大変です。
そのため、どんどん山積みにされるビンなどの重いごみは有志精鋭の手により
リヤカーに載せられ、トラックまで運ばれました。
5月に入り、一番ともいえるほど気温が上がったこの日の富士五湖地方。
暑い中での活動とはいえ、森の中は涼やか。
森の大切さを改めて感じさせられる清掃活動となりました。
清掃活動を終えた参加者の皆様はお腹ペコペコ。
もりの学校に移動してお待ちかねのランチタイムです。
お弁当はもちろんセブン-イレブンのお弁当。
富士山クラブのメンバーもいつも、いつもお世話になっております!
お腹が一段落した皆様はグループごとに今日の活動を振り返りました。
地元からの参加者も大変多かった今回の活動で、
「地元の会社が製造した飲み物の空き瓶があんなにたくさん出てきて
心が痛んだ」
「地元に住んでいてもあんなにものすごいごみは初めて見た」
などの率直な感想が数多く発言されました。
今年で16周年を迎える富士山クラブに対しても
「ずっと、ずっとこの活動を継続して欲しい」などの心強い応援を
たくさん頂きました。
皆様からのエール、心に刻まれました!
日本の宝ともいえる大切な森の中に、あれほどの量の不法投棄ごみがあり、
そのごみを片づけるために真剣に取り組んでくださった皆様。
今日の参加者65人で分かち合った思いを、
多くの人に伝えて頂ければと思います。
本日は誠にお疲れ様でした。また、ありがとうございました。
また、来年も一緒に活動できる日を心より楽しみにしております!
本日の活動成果はこちら→1405247-11Foundation.pdf
参加者の皆様の思いはこちら→140524lookback.pdf
本活動のために駐車場をお貸しくださった
「富岳風穴」様、「西湖いやしの里根場」様
ご協力に深く感謝申し上げます。
本活動は平成26年度環境省グリーンワーカー事業の一環として
実施しております。