一般財団法人セブン-イレブン記念財団のみなさんと
清掃ボランティア活動を行いました!
ご多忙なフェア初日に時間を作ってお集まりいただいた
71名のみなさんと、今年は静岡で活動です!
昨年に引き続いて、富岳館高校の生徒さんも
地元富士宮での活動に意気込んで参加してくれました!
富士山環境交流プラザにて開会式を済ませ、
早速作業を開始します!
当日の現場は、国道469号線沿線。
産業道路として、また富士山の世界遺産登録後は
構成資産である村山浅間神社と山宮浅間神社を結ぶ
観光道路として、市内の幹線道路である現場は、
交通量同じく、残念ながらごみのポイ捨ても
多い場所になっています...
ペットボトルや空き缶といった飲み物の容器に弁当ガラ、
煙草の吸殻にビニールのパッケージ包装...
街道沿いのポイ捨てごみに多く見受けられる小さなごみや細かなごみ。
見た目は派手でなく、あまり目につかないかもしれませんが、
どんなに時間が経っても、決して自然に還ること、
無くなることはありません...
先日の定例クリーンでもご案内した通り、この細かなごみ、
海での影響も顕著なのですが、陸地でももちろん、
そこに住む生き物達にとって悪影響を与えています。
スタッフの一人は現場近くに住まいがありますが、
先日自宅周辺で見つけた野鳥の巣材の一部にも、
ビニールが使われていました。
普通巣材には草や木の皮、動物の毛等が
使われますが、丈夫な人工物が使われることで、
怪我や時に命を失ってしまうことがあります...
景観に与える影響だけでなく、ごみが生み出し
てしまう様々な問題があります。
参加者のみなさん、作業時間が経つにつれ研ぎ澄まされる
ごみ探しの目で、舗装の隙間や背丈の伸びた藪の中からも、
しっかりと拾ってくださいました。
作業終了後は、本日の振返りを実施。
今日の活動を踏まえつつ、
富士山の世界文化遺産登録後の身の回りの変化や、
ごみを減らすためには?といったテーマについて
みなさんに考えていただきました。
ごみはもちろん、捨てる人間に100%責任が
在るわけですが、特にポイ捨てに多く見受けられる
ごみの類、その販売者の立場からごみを減らすために
どんな取り組みが行えるか?といった踏み込んだ問い掛けにも、
みなさん前向きに、具体的な方法まで考えてくださいました。
現場にいらっしゃるみなさんならではのさすがのアイデアや、
富岳館高校のみなさんからは、日頃の活動が垣間見える
素晴らしいご提案も!
続く閉会式でも、地域・社会貢献や環境保全に対する、
みなさんの意識の高さが感じられるご挨拶の数々をいただき、
私達スタッフも気持ちが引き締まりました。
残念ながらすっきりとしない空模様の中での作業となりましたが、
みなさんの笑顔がとても印象的な活動でした。
終わりになりますが、富士山クラブ設立当初から続く厚いご支援に
心から感謝申し上げます。設立から17年となる本年ですが、
NPOに求められる社会的な役割も大きくなり、
富士山のこれからにとっても大きな転換期を迎えています。
清掃活動を継続していうことはもちろんなのですが、例えば、
振り返りで出たご意見をかたちにしていくような、
富士山の環境保全に対する包括的な取り組みにも
更に力を注いで行きたいと考えています。
美しい富士山を子どもたちに残していくために...
また来年、みなさんとご一緒できることを楽しみにしています!
ありがとうございました。
当日の活動成果はこちらから→7-11foundation.pdf