今年も「地球の歩き方の旅」国内ボランティアツアー、
「富士山清掃登山 富士山ハイキングと清掃登山2日間」
にご参加の皆さんが富士山麓にお越しくださいました。
このツアーは山麓の清掃活動ののち、
吉田口5合目からごみを拾いながら登山するという内容で、
いつもながら、参加者の皆さんのパワフルさに感心させられています。
今日の参加者の皆さんも例外ではなく、
元気いっぱいで集合場所のもりの学校にお越しくださいました。
さて、北麓は先日の17日の大雨からぐっと秋の様子が深まってきました。
秋の七草が花をつけ、すすきの穂もさわやかに秋を伝えます。
今日の清掃活動現場はおなじみの
鳴沢村焼間地区産業廃棄物不法投棄現場。
7月末に重機により掘削を行い、現場のほぼ中央に大きな土の山ができました。
この山にはたくさんのごみが含まれていて、
この山をくずしながら、小さなごみを集めていくというのが今日の作業です。
現場を見るといろいろながれきのかけらが散乱。
この細かく砕けたがれきを分類するのが回収作業において
一番難しいことです。
まずはバケツに回収し、
「天然石」「ガラス・陶器」「コンクリート」「アスファルト」「その他」に分けて
各集積場所に運び込むのですが、
これらのごみを見慣れている富士山クラブスタッフでさえも
分別に迷ってしまうことが多々あるのです。
「わからなかったら、何でも富士山クラブスタッフに聞いてください」
「は~い」
スタッフへの質問は、皆さんとスタッフとの距離を縮め、
一緒に記念写真をパチリ。
細かな細かなガラスくずをひたすら集めてくださった皆さん、
その根気で山頂にアタックしてください!
丸くなって作業をしていた男子チームがおもしろいガラスのオブジェを発掘。
「逆にしてみると、歯の形の置物にも見えるよ・・」
確かに・・とってもユニークな発想・・。
登山の時も、そんな明るい会話をしながら登って行くのでしょうね。
一人でご参加なさる方や、遠方よりお越し下さる方も多いという皆さん、
この活動をとおして、参加者同士の距離を縮め
ともに富士山の光と影の両方を体験、その感想を共有し合って、
環境保全について考える機会として頂けることを強く願っています。
今日の成果が色濃く現れた「その他」に分類されるがれき。
細かくても、小さくても、継続して拾い続け、
近い将来皆様に終結宣言の声をお届けできるように
これからもがんばります。
本日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
富士山登山、がんばってください!!
本活動は、山梨県富士山クリーンアップ事業として
山梨県環境整備課ならびに山梨県産業廃棄物協会との
協働事業として実施しております。
本活動のために駐車場をお貸しくださった「鳴沢村第一地区 小林様」
「西湖いやしの里根場」様、いつもご協力いただきありがとうございます。