今年5月に2年生が清掃活動にご参加くださった世田谷区立砧南中学校。
10月14日(月)、今度は1年生128人がご参加くださり、
富士河口湖町の河口湖総合公園付近の沢内で清掃活動を行いました。
この日の現場となった沢は、これまで富士山クラブが何度も清掃活動を行ってきた場所です。
その成果もあり、大きな目立つごみはおおよそ回収したのですが、
小さなガラス、陶器のクズや、破れたビニールなどの細かなごみが
まだまだたくさん残っています。
清掃活動を行う上で、だれでも大物を見つければ「おもしろい!」と思うものです。
しかし、地味で「おもしろくない・・」と思ってしまうかもしれませんが、
この現場に残されたごみのように、小さなごみを拾い集める作業が
とても、とても大切なことなのです。
河口湖総合公園芝生広場に集まった参加者の皆様はまず、
「小さなごみを集めることの大切さ」「小さなごみが自然界に与える負担」
をテーマとした富士山クラブ環境教育スタッフの説明を聞きました。
今年15周年を迎える富士山クラブとともに歩み続けた環境教育スタッフたち。
豊かな経験に基づく自分たちの想いを子どもたちに伝えます。
子どもたちはその話を食い入るように聞き、
今日の活動の重要性を深く理解してくれた様子でした。
いざ、現場に入ると、一斉に作業を開始しました。
子どもたちは細かなごみも見逃さず、せっせと集め続けました。
「ほら、こんなに集まったよ!」と、小さなガラスくずで土のう袋をいっぱいにする
競争をしているグループもありました。
この現場のごみはずっと昔に捨てられたものがほとんどで、
子どもたちが知らないデザインの缶や、見たこともないアルミ包装のお菓子の袋なども見つかり、
あちこちで「ナニコレ??」の連発です。
そんな作業の中から、ごみは自然に還らないことを学んでくれた様子です。
男の子も、女の子も、スコップを持って一生懸命ごみを見つけ出しました。
宿泊を絡めた河口湖移動教室の一環として参加してくださった清掃活動でしたが、
この滞在の中で富士山のすばらしさをたくさん見たり、体験したりしていくことでしょう。
富士山のすばらしさだけではなく、今日この活動で富士山の残念な部分を見て思ったことを
ぜひ、家に帰ったら家族のみんなに話してもらえたらいいな。
参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。また、本当にありがとうございました。
またいつの日か一緒に清掃活動をしましょう!
本日の活動成果はこちら→20131014KinutaSouth.1st grade.pdf
この活動は平成25年度環境省グリーンワーカー事業補助金を活用し
実施しております。
バスの駐車場所をお貸しくださった「株式会社協和生コン」様
「清水国明の森と湖の楽園」様、
いつもながらのご協力に深く感謝申し上げます。