暑い真夏日が続き、連日夕立もなく
植物にとっては厳しい日々が続いていたのですが、
昨晩待望の恵みの雨を受け、今日の森はすべての植物が活き活き。
そんな雨上りの土曜の午前、今年最終回となる
河口湖アレチウリ一掃作戦(駆除活動)が行われました。
まず、東洋大学河口湖セミナーハウス駐車場に集合した皆様は
開会式を行いました。
開会式では富士山クラブにおける外来種駆除活動の先駆者
鈴木さんより、外来植物に目を付けたきっかけや
世界文化遺産に登録された富士山麓における環境保全への
思いなどのお話を頂きました。
今日はこれまで4回の駆除活動で、なかなか
手が付けられなかったエリアを中心に行ったのですが、
現場に入ると、わさっとアレチウリに覆われてしまいそうな
木の姿がまず目に入りました。
これまでの活動にもご参加頂き、
手慣れた様子の皆様はどんどん駆除を進めていきました。
今日は参加者5人のこじんまりした活動と思いきや・・
たのもしい助っ人グループが堂々登場!
7月初旬より日本に滞在し、富士山について、
多方面から猛勉強している
アメリカのルイス&クラーク大学の皆様です。
上写真のお二人は引率のアンドリュー先生とリズ先生。
お二人とも映画俳優・女優のような素敵な方々です。
20歳前後の若さあふれるメンバーの皆様は
活動を始めるとすぐにアレチウリを覚え、
どんどんビニール袋に詰めていきます。
カメラを向けると100万ドルの笑顔で応えてくれました。
現場で見つけたカブトムシ。
学生たちは日本の伝統や文化についても
深く勉強をしています。
これをみて、サムライのヨロイ、カブトの話で盛り上がっていました。
カブトムシ君はみんなに撮影され、ちょっとテレ模様。
北米よりダイズとともに日本に侵入したと言われるアレチウリ。
今日は日本とアメリカの人々が、そんなアレチウリを
駆除するために手を取り合って活動を行った
インターナショナルアクション
今年最後の活動をこんなに素敵な活動にすることができたのは
ご参加くださったすべての皆様のお陰です。
本日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
私たちは来年も河口湖のアレチウリ一掃に向けて
活動を継続していきます。
また一緒に駆除活動をしましょう!!
≫本日の回収量≪
アレチウリ 袋数(45ℓ)・・・32袋
重量・・・・・・108㎏
本日の活動のために駐車場をお貸しくださった
「東洋大学河口湖セミナーハウス」様
いつもながらのご協力に深く感謝申し上げます。
本活動は、富士河口湖町・山梨県富士山科学研究所・
山梨県富士山レンジャー・富士山クラブで構成する
「河口湖アレチウリ一掃作戦実行委員会」のもと、実施しております。