サムスンC&Tジャパン株式会社の皆様とトレッキング＆クリーン！

2日続きの激しい雨が上がり、富士山は2度目の大雪となった様子で、

雪化粧が青空に映える秋晴れの金曜日、

サムスンC&Tジャパン株式会社の37人の皆様と

トレッキング＆クリーン活動を行いました。

  

西湖コウモリ穴に集合した皆様、

バスを降りるとまず目に飛び込んできた美しい紅葉に

思わず「わぁっ」と感激。

これから散策する青木ヶ原樹海の自然に

ワクワクしている様子でした。

  

入口でヘルメットを受け取ると、まずは富士地底探検、

「西湖コウモリ穴」に入洞し、富士山の流した溶岩の神秘を

見学しました。

  

夏はひんやり肌寒く感じるこの洞穴ですが、

冬が近づくこの時期になると温かく感じる不思議な洞内。

通年温度差が少なく、コウモリの冬眠にはピッタリな環境を肌で感じ、

「なるほど～」と生きものの賢さを実感していました。

   

樹海に一歩足を踏み入れると、

紅葉したヒトツバカエデの美しい黄色がひときわ目を引きます。

参加者の皆様は、冬支度をする森の動植物、

雨上りの森を楽しそうにさえずる小鳥たち、

さらにラッキーなグループはかわいいリスの姿など、

素晴らしい自然を楽しみながら2時間のトレッキングを終えました。

 

ぱぁっと視界が開けると、西湖野鳥の森公園に到着です。

広い緑の芝生、赤や黄色の木、山の紅葉グラデーション、

その感動を持ちかえるべく、記念写真を撮ったグループも。

  

公園でお弁当を食べ、パワー充填した皆様はいざ、清掃活動現場へ移動。

今日の清掃活動現場は、トレッキングを楽しんだ森から

徒歩で数分の場所です。

自分たちが見た美しい森と同じであるはずなのに、

地面を見ると、無数のガラスくずなどのごみが散乱していました。

この活動には、環境省の自然保護官とアクティブレンジャーのお二人が

ご参加くださり、皆様と一緒に清掃を行いました。

参加者の皆様はまず、挙手してくださった男性精鋭陣で結成された

「ガッツリ斜面組」と、ガラスくずなどを「丁寧に拾う組」に別れ、

それぞれの活動場所に向かっていきました。

  

こちら、「ガッツリ斜面組」。

斜面の傾斜は鋭く、体勢を保つものやっとの状態です。

そんな中でごみ袋を持ちながら体を支え、トタン板などの大きなごみや、

散乱したガラス瓶などのごみをくまなく集めていきました。

  

こちら「丁寧に拾う組」

粉々に砕け散ったガラスを拾うのはひじょうに手間と根気がいる作業です。

ガラスばかりではなく、周囲の溶岩の裂け目から

数十年前の空き缶などが無数に掘り出されました。

  

トレッキングの疲れも見せず、トラック満載のごみを集めた皆様は

活動の振り返り会を行うべくもりの学校へ移動しました。

   

  

4つのグループに別れ、今日の活動の感想をはじめ、

この体験を自分たちの生活する地域の

環境保全に結びつけるための意見などをまとめ、

発表し合いました。

   

こちら、発表者の皆様。

すばらしいご意見をありがとうございます。

皆様のご意見を少しでも今後の活動に活かせるよう、大切にします。

  

この活動の〆はすばらしかった。

今日の活動をとおし、心に残ったことを書き留めた「詩」をつくり

皆様の前で発表して下さった方がいらっしゃいました。

人は何のために生まれるのか・・・

自然と共存していくためには・・

富士山の大自然の中で一日を過ごし、

素直に心の内を語った詩に、感激せずにはいられませんでした。

盛大な拍手とともに、活動は終了しました。

参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。

また、ありがとうございました。

来年もぜひ、一緒に活動しましょう！

本日の活動成果はこちら→20141024SUMSUNG C&T Japan.pdf

 

皆様の振り返り記録はこちら→matome.pdf

今回の活動のために駐車場をお貸しくださった

「西湖いやしの里根場」様、いつもながらのご協力に

深く感謝いたします。

本活動は平成26年度環境省グリーンワーカー事業の一環として

実施しております。