兵庫県から2泊3日の研修旅行で富士山周辺を訪れた皆さんが、
最終日の8月26日(木)に青木ヶ原樹海の清掃活動に協力してくれました。
同大学にて開催された環境シンポジウムで野口健さんが講演をされたのですが、それを中等部の皆さんが聴いたことがきっかけで、富士山の環境破壊や清掃活動を現場で体感したいと今回の活動実施に繋がりました。
というわけで、今回の活動現場、じつは以前野口さんも清掃活動したことのある場所。
苔むして緑も眩しく 豊かな樹海の趣あふれる森の中に皆さんと入っていきます。
みわたしてもパッと目につくようなごみはありませんが、ごつごつした溶岩の間にぽっかり空いている大小いくつもの穴を覗き込むと、土の中からちょっと顔を出している空き缶やガラス片が目についてきます。こういう「穴」が、捨てる側にとっては掘る手間が省けて都合がよく、だから富士山麓にたくさんの不法投棄がされていたのかもしれません。土中に埋まったごみを拾って掘り進めていくと、いつのまにか大きな穴が開き、過去何回か活動を重ねてやっとこの大きな穴の中いっぱいにあったごみを回収できたのかと、ため息が出ることがあります。
さて、活動現場では先生もやる気満々、だんだん火が付いてきたみんなと一緒に汗だくでごみを拾ってくださいました。女の子ばかりでも持ってるパワーは頼もしくて、いろんなごみを土の中から掘り出し、しかもその下から出てきたタイヤだって先生の力を借りずに見事取り出しました。
紐にワイヤーにバッテリー、いろんなごみを発見するたび、「なんでここに?」。
午前中の清掃活動を終え、野鳥の森公園で昼食を取った後、西湖コウモリ穴のトレッキングです。
みんなは毎年どこかの洞窟に行っていて、洞窟にはちょっと詳しい様子。今日はスタッフの「ファイヤー」と「ざっしぃ」の案内で、コウモリ穴の入り口までの森・それに洞窟の中を、ガイドを聞きながら歩きました。
みんなが大人になっても、今日みんなが見た富士山とその周りの豊かな森がさらに豊かに維持されていることを願い、富士山クラブはたくさんの方の協力を得て活動を続けています。今朝の清掃活動がその一助になったことを感じてもらえるとうれしいです。
またいつか富士山に来てくださいね!その時はぜひもりの学校に遊びに来てください。待ってますよ♪
活動ご協力、本当にありがとうございました!!