震災発生後から、登山家の野口健さんが長野県小諸市などと行っている「野口健・寝袋支援プロジェクト」。4月3日(日)に行われた3回目の支援に、事務局の舟津・中村が参加してきました。
今回は、野口健さんのプロジェクトに賛同された方々や、小諸市内から集まった物資を被災地へ届けるお手伝いとともに、富士山クラブとしてこれから被災地の皆さんにできることは何かを考えるべく、現状の把握・情報収集を目的として同行してきました。
連日、被災地の様子は様々な場所で報道されていますが、やはり現地に行くと被害の大きさ、震災のもたらした現実に直面して言葉が出ませんでした...。
そんな状況でも、助け合いながら生活をする現地の方々、それをサポートする行政の方々やボランティア、言葉数少なくも懸命に作業をする自衛隊の皆さん...。そんな彼らの姿に「普通の暮らしができている僕らが下を向いている場合じゃない。下を向かず、僕らも一刻も早い復興のためにできることをやらなければ!!」と、思わず勇気づけられてしまいました。
避難所へ訪問した際、野口さんのもとへサインを求める子供たち、恥ずかしがりながらも写真を撮りに来るおばあちゃん。皆さんが見せてくれた無邪気な笑顔がとても微笑ましかったです。
皆さんのご存じの通り、広範囲で大きな被害を受けたこともあり、復興にはかなりの時間がかかりそうです。それでも、あきらめずに自分たちもできることを精一杯行っていきましょう。
今回の経験を事務局や会員の皆様としっかりと共有し、富士山クラブとして災害時のネットワークづくりなどにも力を入れていこうと思っています。
これに先立ちまして、急きょですが4月9日(土)の13:00より本部もりの学校にて今回の報告会と今後の富士山麓で起こりうる災害時のネットワークづくりに関する討論会を開催することになりました。お時間のある方、ぜひご参加ください。
野口健・寝袋支援プロジェクト報告会
日時 : 2011年4月9日(土)
時間 : 13:00から16:00まで (予定)
場所 : 富士山クラブ 本部もりの学校
舟津と中村よりプロジェクトについての説明や被災地の状況についての報告。
東日本大震災の復興に向けて私たちができることな何か?
今後起こりうる災害時の対応、その際に富士山クラブでできることは何か?
皆さんと様々な意見交換できればと思っています。
お時間ある方、お気軽にご参加ください。
(詳細につきましては、本部へお問い合わせ下さい。)
尚、今回の被災地訪問に際して、支援物資として富士急行様よりミネラルウォーター、会員の方々より手作りのお守り・食料品・ガソリン・携行缶をご提供・お借りいたしました。本当にご協力いただきありがとうございました。