3/1(日)、富士宮市で特定外来生物オオキンケイギクの駆除活動を、
16名のみなさんと実施しました!
当日の活動は、静岡県くらし・環境部環境局 自然保護課富士山保全班が
事務局を務められる、富士山の環境保全に取り組む団体や個人が加盟する
「ふじさんネットワーク」の会員交流事業(もちろん富士山クラブもその一員です)
として行われました。
まずは、駆除作業の実施方法を中心にレクチャーを開催。
みなさんにポイントを押さえて頂いてから、現場に場所を移して早速作業を開始します!
日頃から野外活動に慣れているみなさん、始めは見つけにくかったオオキンケイギクも
短時間で見分けられるようになり、とてもスムーズに作業は進みました!
多年生草本であるオオキンケイギクは、種子だけでなく地下茎でも拡がりをみせます。
駆除作業では、この地下茎を丁寧にしっかりと抜くことが大切です。
野生生物は、それぞれの地域の地形や気候といった制約を受け進化の過程が進み、
その地域特有の生物相・生態系が作られています。それは、生物のひとつひとつ、そしてその関係性が
微妙なバランスのもとに成り立つ世界。ここに外来生物が侵入してしまうことによる弊害を未然に
防ぐための駆除活動となるわけですが、元々は人間が移入してしまったところに原因があります。
ごらんのようなロゼット状となり越冬するオオキンケイギク。
この姿は、葉を少しづつずらして冬の少ない光を効率よく吸収するためだと言われています。
ここ日本では、特定外来生物として駆除の際には命を奪うことになるオオキンケイギク・・・
懸命に生きる彼らに責任はありません。
本活動は単に駆除することだけでなく、参加者のみなさんに「自然との共生」を考えて頂く
機会としても実施しています。
あいにく雨の中での活動となってしまいましたが、参加者のみなさんにはテキパキとご協力頂きました。
地元のみなさんとの活動は私達も大切にしているところ、是非今後も様々に、富士山の環境保全の為に
協働させて頂ければと思います! 本当にありがとうございました。
本日の活動成果は、
オオキンケイギク 袋数(45ℓ)・・・4袋
重量・・・・・31㎏ でした。