西松建設の皆様との活動報告

　この日も富士山の山頂には雪が積もり、まるで笠を被ったように雲が上空を漂っていました。こちらは山梨県と静岡県の県境付近にある朝霧高原から撮影した写真です。上から差し込んでいる光が富士山を神秘的に映してくれています。

　さて、三年連続のご参加となります、西松建設の皆様との活動報告です。午前中は西臼塚にてトレッキングを行いました。参加者は三班に分かれて、それぞれ担当についた富士山クラブのスタッフによる山の植物や動物の痕跡についての説明を受けながら、山頂の火口を目指して登っていきます。

　　

途中の広場には面白い形のブナの木があったり、すぐ近くにはキツツキの一種であるアカゲラの巣があったりと、歩いていてとても楽しい森です。

　　

山頂にやってきました。ここは約8000年前に噴火した側火山の一つです。参加者の中には初めての火口にワクワクしている方も。写真では伝わりにくいかもしれませんが、火口に降りるときには、そこそこ傾斜があります。

　　

下りの道のりには、きのこが沢山生えていたり、大量の木の実が落ちていたり、時期が良ければ良い香りを放つカツラの葉っぱを嗅いでもらったりと、登りに負けず劣らず、秋の山を堪能して頂きました。また最後には富士山クラブが育林活動を行っている、協定林も見学して頂きましたよ！！

　　

お昼ご飯をはさみ、午後の部開始です。生物多様性について簡単な講義を行った後で、一部の高山帯では駆除対象となるオオバコの駆除活動を行いました。地面が固い上に根っこから引き抜かないといけないので、非常根気のいる作業です。また数えられない程生えており、眺めているだけで心が折れそうになります。しかし皆さん、疲れてくる午後にも関わらず、最後まで必死にやりきって下さいました。ごみ袋いっぱいに約10袋も集めて頂きました。すごい成果です！！

　　

　　

最後はもちろん記念撮影！！

　　西松建設の皆様ありがとうございました！！

報告：インターン研修生 吉村