亜細亜大学国際関係学部、体験から学ぶ地球環境論という科目の一環で
アルピニスト野口健さんと一緒に富士山の清掃活動を実施しました。
最高の秋晴れと新しい雪を湛えた富士山が
88人の学生のみなさんをお出迎え。
開会式では、この科目の講師を務める、野口健さんからご挨拶。
野口健さんは亜細亜大学のご出身。
学生のみなさんの大先輩にあたります。
開会式前の一コマ。
富士山をバックに思い思いのポーズで記念撮影。
そんな中、写真のようなごみが、みなさんの到着を待ち侘びていました。
今回の現場は、静岡県富士市の県道180号線と県道152号線
通称「富士山スカイライン」の法面と路側帯。
分別方法と作業手順を確認して作業開始。
法面の傾斜とスズタケの繁茂で足場が良くありませんが
学生のみなさんは、笑顔で作業を進めます。
土に埋もれたビンや缶、ビニールごみの多くは
学生のみなさんが生まれる前の年代の物がほとんど...。
20年近い歳月が経っても、分解されず土壌に
残ることをあらためて実感しました。
また、路側帯に捨てられたパソコンの部品はとても新しく
国立公園や国有林を通る幹線道路の
利用方法の闇を映し出しているように感じました。
約90分の作業で回収できたごみはご覧の通り。
ビニールやビン、缶などのポイ捨てごみの他に
ポリタンクやパソコンの部品、鉄パイプなどの
不法投棄ごみを回収することができました。
学生のみなさんご協力ありがとうございました。
この科目の最終目標は、グループ毎報告書を纏め
富士山の環境保護政策の提言書を行政に提出することです。
閉会式では、それに向けた今後の授業の進め方が確認されました。
活動現場周辺の森は、紅葉の見頃が過ぎ
厳しい冬を迎える準備が進んでいました。
そんな中でも、冬の次に訪れる春を見据え
ミズナラのドングリが一生懸命根を伸ばす姿に
森の生命力の力強さを感じました。
このドングリが立派に成長できるよう
私たち富士山クラブは、活動を続けます。
美しい富士山を子どもたちに残していくために...。
今回の活動成果は ↓ をご覧ください。
20161113 asia university result.pdf