「富士山が世界遺産になれないのはゴミのせい」という言葉が世間に広まってから随分と経ちますね。
富士山は五合目でさえ年間300万人以上の人々が訪れる一大観光地です。
登山者はもちろんのこと、自家用車での家族連れが周辺道路で渋滞し、
大型バスで訪れる国内の観光客や最近では外国からのビジターの姿も多く見られます。
富士山にはその山麓に国道や県道、細い林道に至るまでが網の目のように通っていますが、
こうした道路のすぐ側には、数多くの、様々な「ポイ捨てゴミ」が実際に捨てられているのが現状です。
もちろんポイ捨てゴミだけではありません。
それ以上に捨てられているのが家庭から出された
と思われる家財道具や一般廃棄物、自動車そのものやその部品類、家電リサイクル法が施行されてからは
家電4品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)やパソコンの不法投棄も非常に目立つようになりました。
さらに悪徳な業者による産業廃棄物等の不法投棄や危険な医療廃棄物の不法投棄は、
周辺住民等による監視の目をかいくぐり未だにあとを絶ちません。
さらに、過去に投棄されたと思われるゴミが、30年も40年も経った今現在でも分解されないままに残り、
錆びた缶類がその赤い錆を雨によって土壌に流し続け、ビニール類や割れたガラス片などが野生動物
の足元を危険にさらしてしまっています。
富士山の五合目以上、つまり登山者が多く利用する登山道周辺は、まだ若干残ってはいるものの、
以前に比べると本当にゴミが少なくなりました。ボランティアによる清掃活動や山小屋の方々の努力
によって清掃活動が行なわれ、少しずつではありますが登山者自身がゴミ袋を携行するようにもなりました。
しかし山麓ではまだまだ数多くのゴミが残され、心無い業者や多くの観光客、
そして一部の地元住民によって未だに捨てられ続けているのが現状です。
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