当クラブ会員の女流講談師・神田紫さんが、7月27-28日、会員ら20人とともに富士登山、山頂では今年で5年目となる富士山頂講談を披露しました。
今年の参加者は7歳の小学生から70代までと、さまざまな年齢層。今年のルートは富士宮口から御殿場口へトラバースし、混雑を避けての登山を想定していたものの、お天気に恵まれた週末、大勢の登山客に交じって登山。
出発時にはまだまだ元気だったものの、毎度のことながら8合目まで来るのに、お互い励ましながらひと頑張り。疲れた中で、途中の雪渓にはみな興奮。今年は雪が多かったせいか、厚さも今までにないほど。顔をつけたり、触ってみたりと大はしゃぎ。
山小屋に1泊し、御来光を拝むべく、山頂へ。
今年は、一度、雲の切れ間から頭を出し、一度潜って、遠くの雲から、御来光。2度来たような感じ。御来光は何度みても、素晴らしい。太陽を浴び、お鉢めぐりへ。ふと見ると、山頂とは思えないほどのすごい人混み。身動きできないほど。トイレは長蛇の列。なんとか人をかきわけ、歩き出す。途中、影富士も見ることができました。
神田紫さんは、5周年を前に、富士山最高峰の剣が峰へ。
さてお天気は最高の青空、富士山講談のはじまりはじまり。
今年は、講談教室の田頭さんが前座と務め、一話。
いよいよ、神田紫さんの登場!(パチ、パチ、パチ!)
今年は新田次郎生誕100周年にあたることから、創作講談「富士山を愛した作家 新田次郎の物語」を声高く山頂で口演。
作家と役人の二足のわらじをはき、富士山レーダードームの建設にもかかわった新田次郎、晩年は役人としての悲哀も味わうが。。。富士山が大好きだ!と語る新田次郎の物語を時に熱く、時に悲しく、時にユーモラスに語りました。
下山を前に、鳥居の前で記念撮影。
皆、無事に五合目に到着。
2012年の富士登山、今年も楽しく登りました!