年末のご挨拶

忙しくも充実した1年がまもなく終わりつつあります。

今年はコロナ禍に加え、ウクライナ侵攻や原油・物価高等々と暗いニュースが相次いだ年でした。一方で、大谷翔平選手の投打二刀流の活躍やサッカーワールドカップでの日本代表の善戦など若い世代の活躍が目立った年でもありました。

当クラブでも、3年間にわたるコロナ禍の影響がやや和らぎ、自然保護活動も少しずつ、いつもの年に戻ってきたという思いを新たにしました。富士山周辺を訪れる観光客の皆さんも、インバウンドも含めて日を追うごとに増加してきたと感じます。

私も、事務局長に就任した4月以来、さまざまな企業や一般の参加者の皆さんと富士山麓で清掃活動や外来種駆除活動を行う機会に恵まれ、交流を深めることが出来ました。慣れない仕事で、ご迷惑をおかけすることもあり、忸怩たる思いもありましたが、年間を通じて、総じて楽しく充実した体験をすることができ、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

残念なことは、地球温暖化による気候危機に対して、世界各国の取り組みがほとんど前進することがなかったという点です。日本を含む先進国の真剣な危機感は感じられないまま、自然災害の脅威は拡大するばかりです。 

それだからこそ、富士山の水と緑と命を守る私たちの役割は、一層大きくなりつつあると感じております。来年も今年以上に一つ一つの課題に愚直に取り組み、着実に歩を進めてゆこうと決意しているところです。

当クラブの活動を支えてくださった会員はじめ企業や自治体、各団体、職員、関係者すべての皆さんに重ねて感謝申し上げます。

どうぞ素敵な年末、年始をお過ごしください。

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(西湖根場浜より2022.12.24)

事務局長 七井辰男

最終更新日  2022年12月28日