今年度にすでに4校の世田谷区の中学生たちが清掃活動を行ってくださいましたが、
最後の活動となった、世田谷区立砧中学1年生166人の皆様の富士河口湖町船津地区での
清掃活動の様子をリポートします。
台風27号、28号の接近に伴い、富士五湖地方はあまりよくないお天気が続きます。
この週は後半に近づくほど天気予報に赤信号。
しかし、砧中学の皆様は大変な強運の持ち主。2泊3日での滞在中、
2日間はほとんど雨に降られず、富士山のたくさんのすばらしさを体験してきました。
清掃活動前日の夜は、宿泊している河口湖林間学園で事前学習会を行いました。
説明では、先日10月19日の初冠雪のお話などにも触れながら、富士山の自然について、
そして、ごみが自然界に与える影響などについて学習しました。
さて、翌日を迎え、心配していたお天気は・・・
曇り空ではあるものの、雨はナシ! 清掃活動実施決定です!
参加者の皆様は元気に現場の沢に降りていきました。
「小さなごみも見逃さずに拾おうね」という昨日の約束通り、
参加者の皆様は競い合うように小さなごみをバケツに集め続けます。
夢中で集め続けていると、なかなか取り出せない大きなごみも多数見つかってきました。
大きなゴミはみんなで力を合わせて取り組みます。
あっという間にたくさんのごみが集まってきました。
中でも多かったのが、ガラスや陶器類で、家庭で使われていた茶碗などが、
そのまま残っているものもありました。
参加者の皆様はどうしてこんなにたくさんのガラスや陶器があるのが不思議で仕方ありません。
「こんなまだ使えそうな食器をどうして捨てたんだ??」
純粋な、するどい意見が聞かれました。
「森の動物に会いたかったな・・」とつぶやく参加者もぽつぽつ。
今日の皆様の活動では、森のすべての動植物たちのためにとても素晴らしいことができたのですよ。
今度はきっと森の動物に出会うために、一緒に富士山の森を歩いてみたいですね。
本日は誠にお疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。
本日の活動成果はこちら→20131023Kinuta.JHS.1st.grade.pdf
この活動は平成25年度環境省グリーンワーカー事業補助金を活用し
実施しております。
バスの駐車場所をお貸しくださった「株式会社協和生コン」様
「清水国明の森と湖の楽園」様、
いつもながらのご協力に深く感謝申し上げます。