平成26年5月23日(金) 日本大学豊山中学校1年生の
皆さん228人と富士河口湖町大石地区において
外来植物駆除活動を行いました!
活動事前の5月14日(水)に日本大学豊山中学校にお邪魔し、
外来植物駆除活動を行う意義についての事前講義を行いました。
外来種はとても繁殖力が強く、在来の動植物の環境にまで浸食し、
生息域を奪っていきます。
在来種を残し、日本古来の景観と生態系を守るために
外来種を駆除しなければならないのです。
今日の天気は富士山に雲がかかっていましたが
気温も暑すぎず、寒すぎず
調度良い天気だったのでまさに活動日和です!!
河口湖アレチウリ一掃作戦実行員会のもとに行われた本活動では、
富士河口湖町役場環境課、山梨県富士山科学研究所、
山梨県富士山レンジャーの皆様も応援に駆け付けてくださいました。
開会式を終えた参加者の皆様は
大石地区の3か所に分かれての駆除活動を行いました。
まず、グループ1の活動場所は大石公園前の湖畔です。
最初に外来種の見分け方と駆除の仕方を実際に
レクチャーし、さっそく駆除に取り掛かりました。
ここは要注意外来生物の「オオブタクサ」が数多く群生しており、
10円玉サイズの小さなものから、腰の辺りまで成長しているものまであり、
個体によって生育状態に大変差がありました。
このオオブタクサは成長するとブタクサと同じく花粉症の原因になり、
人に直接的に危害を加える植物なので
まだ成長しきっていない今のうちに駆除を行うのが一番効果的です。
みんな対象の植物を覚えるのがとても速くバンバン抜いてきました!!
グループ2の現場は、大石公園より西側の桑崎地区の湖岸です。
この現場はB・Cの2クラスが担当しました。
こちらもメインの対象は、オオブタクサ。
花粉症の生徒さんも多かったのに、せっせと駆除に取り組んでくれました!
グループ3の現場は、昨年から駆除に取り組んでいる、
河口湖畔で最もアレチウリが繁茂している場所の一つです。
この現場はD・E・Fの3クラスが担当しました。
アレチウリはまだこの時期だと双葉が少々育ったくらいの状態なのですが、
数日前の雨で一段と発芽数が増え、
木の下が一面アレチウリの芽に覆われている場所もありました。
最初のうちはアレチウリの判別に戸惑っていた参加者たちも
次第にその幼芽を覚え、素早く見つけて駆除を行えるようになりました。
また、この場所ではタイヤやドラム缶などのごみもたくさんん集めることができました。
閉会式では挙手してくださった何人かが
駆除活動を行ってみての感想を発表してくれたのですが、
「富士山周辺地域の環境保全に役立つことができて嬉しかった」
と言ってくれた方がいらっしゃいました。
わざわさ遠方からこの活動のために富士山麓にやってきてくれた皆様から
そんな言葉を頂くことができて、スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
本日は本当にお疲れ様でした。また、ありがとうございました。
来年も皆様の後輩と一緒に活動ができるのを楽しみにしています!
本日の活動成果
外来植物アレチウリ・オオブタクサ 袋数(45ℓ)・・・23袋
重量・・・・・・・110kg
活動中に回収したごみの成果はこちら→140523nichidaibuzan.pdf
本日の活動のために駐車場をお貸しくださった
世田谷区立河口湖林間学園様、東洋大学河口湖セミナーハウス様
ご協力に深く感謝申し上げます。
本日の活動は「河口湖アレチウリ一掃作戦実行委員会」のもと
富士河口湖町・山梨県富士山科学研究所・山梨県富士山レンジャーとの協働により
「河口湖一万人清掃」の一環として行われました。