富士山の日シンポジウム2017
世界文化遺産「富士山」をごみ問題から考える
拾う・捨てない・捨てさせないプロジェクト
成果報告を開催いたしました。
本シンポジウムは、世界文化遺産に登録されて3年半が
経過した富士山の保全状況について、富士山クラブが
設立当初から取り組んできたごみ問題に焦点をあて
現状や課題について、来場者のみなさんと議論し
地元市民や企業のみなさんによる環境保全の機運を
更に高めることを目的に企画しました。
シンポジウムには
一般社団法人JEAN代表理事の金子博様のほか
静岡県廃棄物リサイクル課の飯田航輝様
富士市廃棄物対策課の松江薫也様を
パネリストとしてお招きしました。
第一部では、都市や河川を起因とした
海洋漂着ごみの現状と課題について講演いただきました。
第二部では、一般財団法人セブン-イレブン記念財団の
助成を受けて実施した「拾う・捨てない・捨てさせないプロジェクト」
の成果報告をはじめ、静岡県、富士市それぞれの取り組み
をベースに、富士山のごみ問題に焦点を当て
ディスカッションを行いました。
来場者のみなさんからも、沢山の質問や提案があり
富士山のごみ問題に対する関心の高さを伺うことができました。
会場では、一般社団法人JEAN様の
®漂流物のトランクミュージアムや
みんなの問題・海のごみパネルを展示。
富士山麓で回収したごみも展示し
来場者のみなさんに身近な環境問題
について、考えていただきました。
拾う・捨てない・捨てさせないプロジェクトならびに
本シンポジウムを通じて、富士山のごみ問題が
解決されないまでも、改善されている現状を
あらためて確認することができたことと同時に
解決のためにクリアしなければならない課題も
浮き彫りになりました。
引き続き、静岡・山梨両県をはじめ、周辺市町村
関係省庁との連携を密に、ボランティアのみなさんの
協力を得ながら、この問題に取組んでいきますので
富士山クラブの取り組みへのご理解とご協力
よろしくお願いいたします。
最後に、本シンポジウムは
環境省関東地方環境事務所
国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所
静岡県、富士市の後援と
一般財団法人セブン-イレブン記念財団の
助成を受け、開催いたしました。
ご協力ありがとうございました。