2020年2月23日富士山の日、毎年恒例の富士山の日フォーラムを東京・四ツ谷にて開催しました。
講演者には「チコちゃんに叱られる!」「世界一受けたい授業」「この差って何ですか?」
などへの出演経験もある、日本の文化人類学者 斗鬼 正一 氏
をお招きし、汚いことへの文化によっての認識の違いについてなど、
観光地として世界中から人々がやってくる富士山でどのようにゴミ問題に取り組むのか
これからの問題解決にとって学びの多いお話を拝聴することができました。
富士山クラブからは、昨年の夏に行った富士山のごみ持ち帰りマナー向上キャンペーン
で直接見てアンケートを取り聞くことができた現場から見えた富士山での現状のお話をしました。
その後は、静岡県職員の方や山梨県富士山レンジャー所属
一般参加者からのご意見も聞くことができ有意義な時間となりました。
多文化化による混乱は、各個人が持つアイデンティティがある限り起こりうるものです。
それを、どっちが正しくてどっちが悪いのかなど決めつけてしまうことは、
問題の解決と呼ぶには程遠く文化間での亀裂を生むことにもつながります。
また、すべての異文化を受け入れれば済むだけの問題ではありません。
など、富士山のゴミをどうにかしたい、環境を守りたいということを達成するには、
ゴミだけをどうにかするだけでなく、ゴミを生み出す私たち人間の問題が大きいと改めて考えさせられました。
今日得た知識や、感じたことを是非周りの方と共有して下されば幸いです。
コロナウィルスの感染が懸念される中でのご来場誠にありがとうございました。
開催にあたり、
セブン‐イレブン記念財団の助成、富士急行株式会社の協賛を頂きました。