2018年に始まり、ご一緒するのは今回で6回目、ようこそ富士山麓へ!
これまで5回の活動では、のべ121名、186kgの外来植物と92.4kgのごみを回収。
今回も全国各地、一番遠くは北海道から、33名が駆けつけてくださったこと、心から感謝申し上げます!
いつもの合流場所、富士宮市の富士山環境交流プラザで開会し、事前学習とランチタイムを経て、前回と同じ現場、国道469号沿線へ。環境省指定の特定外来生物「オオキンケイギク」の防除と同時にポイ捨てごみ拾いも実施しました。
オオキンケイギクは、北米原産のキク科の多年草で、道路や河原などの法面緑化や土留め利用に日本へ持ち込まれましたが、繁殖力が強く、在来植物の居場所を奪ってしまうため、外来生物法施行当初の2006年2月1日から特定外来生物に指定されました。今では全国各地で防除活動が展開されています。富士山クラブでも2009年から富士山麓に生育するオオキンケイギクの存在に気付き、スタッフによる調査とボランティアのみなさんとの防除を続けてきました。
このオオキンケイギク、冬はタンポポの葉と同じように葉っぱを地面にペッタリくっつくけて(これをロゼット状と言います)休眠し春を待ちます。開花は5-6月頃、結実はそのあと。4月はこれから成長しようとするときで、ほかの植物の成長もこれからなので、葉の特徴をとらえればとても見つけやすく防除に適した時期といえます。
防除方法は、以前みなさんから寄贈いただいた草抜きを使い、根から抜き取ります。根っこを残してしまうと、再生を許してしまいます。
経験者は思いだし、初挑戦者はオオキンケイギクの葉の特徴をつかんだかと思えば、お隣の方と会話を楽しみたくさん笑いながらも手はずっと休まず抜き取り!野外で土を触ることで、リフレッシュにもなっていたら一石二鳥ですね。それにしてもみなさんの防除ぶりには、毎月富士山クラブの活動に来ていただきたいほどです。
活動後、現場を離れる前にマットで靴底をぬぐい、万一のオオキンケイギクの種子の持ち出しを防止することも忘れません。
中央の茶色い2粒がオオキンケイギクの種子、平べったく2㎜ほどの大きさです。埋土種子といって土の中で何年も休眠可能なので、一度防除した現場も数年経過を見続けなければなりません。
今回、防除の効果を見るため、ある一定区画で抜き取った株数を数え、次回どのくらい減っているか比較することに。86株ありました。幼い新芽から数年物の太い根まで確認でき、一番太い根を持つ株を分解すると18の子株がついていました。
次回このエリアの回収株数がどう変化するか、ぜひご注目ください!
閉会のお話しにもありましたが、みなさんが毎年こうして足を運んで活動をご継続くださることで、今回の現場にもともと生育する植物とそれらを含む生態系を、繁殖力の強い(侵略性の高い)外来種からまもる、富士山麓の生物多様性保全に貢献する活動となっています。
オオキンケイギクはいまや全国に広がっています。「もう目がオオキンケイギクの葉っぱを探しちゃう」とおっしゃる方もいましたが、地元で見つけたら抜き取り防除を実践したり、みなさんの身近な方に今回の活動のことをお話しいただいたり、防除イベントが開催されていたら積極的に参加するなど、みなさんによって全国各地の活動へと広がると嬉しいです(壮大)!そして引き続き、健康につながるひとつのアイデアとしても、富士山での活動を位置づけていただけるとありがたいです!
今年度の防除活動用にと、今年も回収袋200枚を寄贈いただきました!ありがとうございます!それに...お菓子がぎっしり♪(みなさんをお見送り後、スタッフがじゃんけんで争奪戦を繰り広げたことは言うまでもありません!)
参加人数:33人
回収成果:オオキンケイギク25.0kg ごみ23.5kg
活動エリア:富士市大渕地区国道469号 富士宮市境から富士市方面へ沿道450m範囲
御礼 有限会社みらい様:車両駐車スペースご提供
富士山環境交流プラザ様:1日施設利用
協力 デジタル無線機提供:株式会社オンザウェイ様
ふじさんネットワーク「富士山外来植物撲滅作戦」「富士山みがきあげ作戦」参加活動