「コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.FUJI」
の2日目は、エコトレッキング。
初日の清掃活動や環境セミナーで体験していただいた富士山B面に対して
この日は、富士山が永い時間をかけて育んできた自然をたっぷりと
堪能していただきました。
コースは、三合目から奥庭に続く標高差500mを結ぶ約3kmの遊歩道。
水と生命の循環をテーマに、土が極めて少なく、水捌けが良すぎる溶岩の大地
の上に、どのようにして豊かな森が維持されているのか??
富士山クラブの環境教育スタッフがご案内しながら、その謎を解き明かしていきます。
また、この生命力豊かな森に依存しながら生活している動物や野鳥にも触れながら
森の中を進み、激しく倒れた樹木は、分解される過程で、幼樹のゆりかごになり、
倒木や地面などを覆う苔は、山体に降り注ぐ水を貯え、少しずつ
森に潤いを与えていることをお伝えしました。
富士山には、今でも貴重な自然が残されています。
私たち人間が富士山で育んできた文化は、
富士山が永い時間をかけて育んできた自然を基に発展してきました。
この自然が守られてこそ、富士山は世界遺産として相応しいと言えると思います。
身近な自然環境を守るためことは、知ることから始まると考えます。
身近な自然環境を知り、それを守るためのアクションの環が
全国に広がっていくことを願っています。
私たち富士山クラブは、美しい富士山を子どもたちに残していくために活動を続けていきます。