絵に描いたような秋晴れの金曜日、
サムスンC&Tジャパン株式会社39名の皆様と一緒に
トレッキング&クリーン活動を実施しました。
秋の澄みきった空気を証明するように
鮮やかに浮かび上がる富士山には
最高峰剣ヶ峰の旧測候所跡までくっきり。
バスを降り立った皆様からは「わぁぁ、きれい・・・」
と感激のつぶやきが聞こえてきます。
昨年は西湖コウモリ穴周辺の青木ヶ原樹海を散策された皆様。
今年は富士山の自然をさらに幅広く知ろうと、
富士山最大の側火山大室山でトレッキング。
開始早々、広葉樹の森からこぼれる木漏れ日に
その豊かさを感じていました。
約3000歳の森と、1150歳の森。
ぱっとみてはっきりわかる森の違いを発見し、
それぞれの森の特徴と、
そして、あちこちで生きものたちの営みを見つけながら、
まさに五感で自然を体験するトレッキングとなりました。
さて、富士山のすばらしさ「光」を体験した後は、
「影」の部分を解決すべく清掃活動。
青空と富士山に映える、お揃いのブルーのベストを着用すると、
さらに士気高揚。
今日の活動現場は、午前中散策した1150歳の森の一部。
ごつごつした溶岩に覆われた地面に、植物たちが精いっぱい根を張っている
青木ヶ原の森です。
森に足を踏み入れると、最初は午前中見たのと同じ
美しい森が広がっていたのですが・・・
しばらく進むと林道脇に点々と
まとめて捨てられた古いごみが見え始めました。
参加者の皆様は3箇所に分かれ、
清掃スタート!
回収されるごみは実にバラエティ豊か。
ビンやガラス、茶わんや湯呑み。
工業用シート、肥料の袋や、農業用マルチ。
ありとあらゆるごみが出現。
中でも、女子チームが担当した「キラキラ光る溶岩穴」は、
両手にはめた軍手が邪魔になるほど、細かな回収作業となりました。
キラキラの正体はすべて砕け散ったガラスくずだったのです。
「細かくてもこんなに危険なごみが落ちていると、
生き物たちはすごく迷惑だよね」と、
富士山の「光」と「影」の両方を体験した皆様は
私たちスタッフが言葉に出さなくても、
ごみが自然にかけている負担と、
清掃活動の大切さを感じ取ってくださいました。
【開始前】 【現在】
2014年度より清掃を始めたこの現場。
最初は目を覆いたくなるような惨状だったけれども
たくさんの皆様のご協力によりこんなにきれいになりました。
そして、今日、39人の皆様が軽トラックいっぱいのごみを集めてくださったお陰で、
さらに、さらにごみを減らすことができました!!
皆様本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
また来年、富士山麓で一緒に活動をしましょう!!
本日の活動成果はこちら→151009SamsungC&TJapan.Co.pdf
(追伸)
活動翌日10日の天気は朝から曇。夕方から雨が降り始めました。
11日の昼ごろ、雲が晴れて顔を出した富士山は8合目くらいまで雪化粧。
昨年より5日早い初冠雪が発表されました。
皆様と行った活動は、今年最後の「晴空の夏富士を見ながらの活動」
「メモリアル活動Summer2015」となりました。
バスの駐車にご協力を頂きました
「富士ヶ嶺高原別荘地富士ドクタービレッジ」様
ご協力に深く感謝申し上げます。
本活動は「第1回ぐるり富士山風景街道一周清掃」に参加しました。
また、平成27年度環境省グリーンワーカー事業の一環として
実施しております。