夏休み子どもキャンプ3日目を迎えました。
今日は、富士山の中腹にある約3,000年の森、大室山(標高1,200m)と
富士山クラブもりの学校周辺(標高900m)で虫の観察。
今日はどんな虫たちが子どもたちを待っているでしょうか...?
「う~ん、もっと寝たいなぁ」「もう朝なの?」
昨日は早起きしてた子も、今日は起床時間までぐっすり。
朝の体調チェック、みんな今日も元気だね。
しっかり洗顔、歯磨きをして、
今日もさわやかな笑顔で朝食。
出発の支度をしながらも後片付け。
みんな素早く終わらせる、要領を得てきたね。
今日訪れる大室山は、「おとなの森」と表現される、
豊かな自然に恵まれた富士山最大の側火山。
ブナや、ミズナラ、カエデなどの広葉樹の大木がたくさん育っています。
虫取りキャンプも3日目となると、
「虫取り名人」や、「手乗り虫」が好きな子がいっぱい。
「見つけたよ~見て~」
次々に虫を見つけるのですが、この森での人気者はザトウムシ。
コケの上、木の上、岩の上、いろんなところでみつかります。
溶岩の穴をのぞき込んだり、降り立ってみたり、
白や赤の妖精のようなキノコを見つけたり・・・
「へぇぇ、これがアリジゴクかぁ・・はじめてみたぁ」
木の根元にできたウロの中は、アリジゴクのおうちでした。
木陰でママさん、おやかたの手作り弁当を広げると、
おにぎりが2つ。
山で食べるおにぎりは最高。
なぜかって、まわりの風景を楽しみながら、片手で持って、おいしく食べられるからね。
お弁当を食べた後は、森の音を聞きながら、お昼寝もしたね。
森を吹き抜ける風は気持ちよかったぁ・・・
豊かな森でないとみられない、すごいシーンを見ちゃった!
飛翔訓練をするメジロの親子。
「そら、おいしそうな虫ですよ。こっちまで飛べたらごはんをあげますよ」
と、お母さんはヒナを誘導しています。
豊かな森には、たくさんの木があって、葉っぱを食べる虫がいて、
虫を食べる鳥がいて、生きものはみんなつながっているんだね。
もりの学校に戻ってみると、
学生ボランティア企画集団NUTSのお兄さん、お姉さんたち4人が
おやつを持って応援に来てくれました。
4人の中には去年のキャンプのサポートメンバーだった、よっしぃや、ふじも。
「みんな久しぶりだね」と、再会を喜び合っていました。
↑ 「う~ん、おいしいね」と、スタッフも頂いたアイスにとても癒されました。
元気を充填したとところで、今度はもりの学校のまわりで虫取り大会。
チョウチョやトンボ、バッタなど、昨日訪れた朝霧高原と同じくらい、
豊かな草原にたくさんの虫たちが暮らしていたね。
みんなの虫を見つめる瞳から
このキャンプでいっそう虫が好きになってくれたことが伺えたよ。
いよいよ2日間の虫の観察のまとめ。
どの森に、どんな虫が棲んでいたか意見を求めると、
次々に手が挙がり、発言してくれたね。
「なんで富士山のまわりにはたくさんの虫がいるの?」という質問に対し、
みんなはすでに体験の中から、答えを導き出していました。
それは、
「虫が棲みやすい環境があるから」
「虫のたべものが豊かにあるから」
そのとおりです。
富士山の周りには豊かな森があり、
生きものたちが暮らしやすい環境があるのです。
今日の夕飯はすてきなデザート付き。
みんなが大好きなフルーツミックス。
さぁ、泣いても笑っても明日がキャンプ最終日。
たぁ~くさん思いで作って帰ろうね!!
夏休み子どもキャンプは
公益財団法人粟井英朗環境財団様の
平成27年度公募助成事業として開催しています。