新型コロナ感染拡大の中、富士山のごみ&外来種アレチウリ生育の最新状況（2020年5月）

新型コロナ感染拡大で、外出自粛要請がなされているなか、
富士山クラブに、青木ケ原樹海の竜宮入口付近にごみが散乱しているとの情報が寄せられ、
この地域は、いわば私たちの庭であり、パトロールエリア、早速現場に行き、ごみを回収してきました。

一般道から竜宮入口に続く林道の途中、ちょっとしたスペースに、明らかに最近捨てられたとわかる、"ごみ"、ありました。

プラごみ　103個　（コンビニ袋に、弁当容器、お菓子の包装など）
紙類　23個　（カロリーメイトの箱　１０箱！）
携帯非常食　10個　（カロリーメイトの箱　１０箱！）
牛乳パック　1個
ビールカートン　1個
タバコの吸い殻　107本
マルボロたばこの箱　6箱
ペットボトル　1本
ビール缶など飲料缶　24本　

総量　1.6㎏（缶　600g　/　その他　1㎏）

のごみが散乱していました。中には、マスクも、、、
様子からして、自粛要請の中、樹海にきて、飲み食いをし、その場に捨てていったものと思われます。
怒、怒、怒．．．。　すべて拾い、回収しました。

コロナの影響で外出自粛、ソーシャルディスタンシングが求められる中、
富士山エリア以外、全国から、「ボランティア活動したい」という、
ありがたい"声"が富士山クラブ事務局へと届いていますが、
不特定多数が集まるボランティアの皆さんを募って、清掃活動はまだできません。
国道139号線など交通量のある道路脇のポイ捨てが目立ち、ボランティアの皆さんとの清掃活動に向け、
ただいま、職員・スタッフで、ごみ散乱調査を実施し、現状把握をしています。

続いて、河口湖畔で駆除が必要な、特定外来植物アレチウリの状況です。
例年なら、５月下旬に富士河口湖町と一緒に「一万人清掃」を実施、その一環で駆除活動しているのですが、
今年は中止。とはいえ、‥‥‥

コロナで人間の経済活動は滞っていますが、植物はそんなことをもろともせず
芽を出し、すくすくと成長中！　
今年は特に湖の水位が高く河口湖の大石公園や河口湖美術館裏では階段下まで
水が来ており、湖面のごみはあるもの、発芽はない様子。
ただ、水が引いたぎりぎりのところから、強い生命力で芽が出始めています。
これは、桑崎地区でも同様でした。
どこも、湖畔岸には流れてきたごみが多く見受けられ、アレチウリの駆除と清掃どちらもほっておけません。

大勢の皆さんに声をかけてボランティア活動はまだまだ難しいですが、
河口湖アレチウリ一掃作戦実行委員会（富士山クラブ、富士河口湖町、富士山科学研究所、山梨県富士山レンジャー）
の地元メンバーで、コロナ対策をしながら、駆除活動始めます。
全国のボランティアの皆さん、待っててくださいね。

事務局　青木・中村