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西松建設のみなさまと五合目で活動

西松建設のみなさまと五合目で活動

西松建設のみなさまと、スバルライン五合目で活動を実施しました!

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西松建設のみなさまは毎年、生物多様性保全活動を実施されており、富士山での活動をご継続くださっています。

2022年は、21名のみなさまと四合目の御庭・奥庭の自然観察の後、河口湖畔に移動し特定外来生物のアレチウリという植物の駆除活動。 >その様子はこちら

2023年は、32名のみなさまと五合目駐車場付近での外来植物防除活動、そしてお中道の自然観察!

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午前中、山梨県富士山科学研究所の先生方の指導のもと、人間の移動等によりここまで運ばれ生育が広がっている植物の防除活動を行いました。

この現場でのターゲット植物と回収成果はこちら。

 ・バッコヤナギ 4.0kg

 ・オオバコ 0.5kg

 ・ギシギシ属 0.1kg

 ・シロツメクサ 0.4kg

 ・セイヨウタンポポ 3.1kg

 ・ヨモギ 13.9kg

 ・ごみ(缶0.2kg、可燃0.3kg)

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230915y_073.JPG例えばバッコヤナギはミヤマヤナギと葉表の葉脈や葉裏の毛の有無で見分けることができるのですが難しく、セイヨウタンポポやヨモギは、花の色や葉の形などが似ているコウゾリナやトリカブトが同じエリアに生育しており防除の際には注意が必要です。みなさまは何度も違いを確認しながら丁寧に防除を行ってくださいました。なかでもヨモギの生育がいちばん旺盛で目立ち、回収量もひときわ多いものとなりました。

少し早めのランチタイムをはさみ、午後はお中道の自然解説トレッキング。何十年、何百年もそこにいる樹々の成長の仕方や速度、コケにコケモモ、ハクサンシャクナゲ、溶岩の色、山頂や麓の景色、などなど...富士山がはぐくんだ歴史と生物多様性をみなさまにご体感いただきました。同時に、午前中に駐車場で防除した植物たちが将来山体に入り込むことの危機感を、みなさまと共有できたかなと思っております。

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キノコ230915y_064.JPG 230915y_065.JPG 230915y_066.JPG

午前の防除活動時にみなさんを魅了したトリカブト230824y_003.JPG

富士山五合目に国内外の外来種が確認され、富士山の自然環境保全のために長期的な防除が必要となります。五合目事業者及び地域住民、ボランティアのみなさまと協力し、山梨県富士山科学研究所のご指導のもと、富士山クラブでは2022年から五合目での外来植物防除活動を実施しています。

最終更新日  2023年9月15日