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「世界と日本を考えるつどい」好評裏に終了

「世界と日本を考えるつどい」好評裏に終了

富士山クラブが企画・主催した「世界と日本を考えるつどい~富士山麓から次世代に発信」(富士河口湖町委託国際交流事業)が11月26日、同町の山梨県立富士山世界遺産センターで開催され、直接参加者とZoom参加者の約20人が、二人の講演に熱心に耳を傾けました。

戦火のウクライナから逃れ、山梨県に住むたロジネトフスカ・ベロニカさんは、スライドを映しながら、故郷・ヘルソン市の豊かな自然や文化、産業について説明。続いてロシアによる侵攻に触れ、ダムが攻撃で破壊されて大洪水が起きた現状や、街や自然が今なお、砲撃で破壊されつつあることを動画も交えながら報告しました。

このあと、通訳者で沖縄出身者の世界的ネットワーク、WUBの事務局長を務める国吉真理子さんが講演。英語通訳になったきっかけや、国際会議のVIPの通訳としての仕事、ノーベル平和賞を環境分野で初めて受賞したケニアのワンガリ・マータイさんとの出会いと専属通訳となった体験、WUBが現在、世界中に発信している取り組みについて語ってくれました。

質疑応答でも活発な意見が交わされ、会場からの「今一番、望んでいることは」との質問にベロニカさんは、「平和だったふるさとの日常が一刻も早く戻ってほしい」と話していました。貴重なお話をいただいたお二人に改めて感謝申し上げるとともに、首都圏などから遠路はるぱる参加された皆さんも、最後まで真剣にお話をお聞きいただき、たいへんありがとうございました。(N)

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最終更新日  2023年11月30日