11月9日、富士山クラブもメンバーに入っている「富士山西麓観光資源"輝き"協議会」主催のトレイル整備活動が行われました。
当クラブ会員の渡邉靖之さんが参加し、当日の様子をレポートしてくれました。
毎秋恒例のトレイル整備に参加して
今ある道路が整備される前から、古来より山間部の集落間を行き来するための道がありました。この古道は、長年に渡って人手によって整備され、近年は、トレイルランニングやハイキングに利用されています。
風雨による荒廃により整備が困難になる前に定期的な整備が必要になり、この日は、本栖湖いこいの森キャンプ場を出発し御飯峠を通り本栖湖を望むコースを整備しました。
それぞれが、道具(チェーンソー、鍬、熊手、ハンマー、材料)を持って出発。登りながら、崩落した個所や補修が必要な個所で作業です。
基本の道幅は90㎝。登山道の狭くなった個所を鍬で掘り広げ、踏み固める。適度な太さの倒木を探して運び、その場で杭と踏み材に加工。杭をハンマーで打ち、踏み材と杭を針金で結び、踏み材を土で踏み固めて階段が完成しました。
昼は、鳥の鳴き声を聞きながらの昼食。紅葉の時期が過ぎているのですが、少し様子が変なのに気が付きました。
所々の木が紅葉で無く枯れ葉になっているのです。ナラ枯れです。ナラの根本を見るとキクイムシに喰われ木粉が出ています。残念ながら、ほとんどのナラが枯れています。山梨県内の各地でナラ枯れが発生しているそうです。
「山のドングリが減ったらどうなるのか?」、木の様子を見ながら、山を下りました。
トレイル整備、また来年、参加したいと思います。
以上
【事務局から】
毎年、本栖湖周辺の富士山の見える登山道を地元の皆さんと一緒にトレイル整備をしています。
一緒に活動してくれる仲間を募集しています。