5月12日(日)法政大学ボランティアセンターの42人の皆様と西湖畔で行った、
特定外来種生物オオキンケイギクの駆除活動の様子を、事務局員よねっちがレポートいたします。
もりの学校に到着した皆様はまず、講堂でおいちゃんのレクチャーを熱心に聴きました。
特定外来生物とは何か、また、それが自然、生物多様性にどんな影響を及ぼすのか、
そして、今日のターゲットとなる「オオキンケイギク」についての説明を受け、
出動への意気込みはますます高まります。そしていざ、活動現場へ!
現場には、柔らかい土の上にまるで農作物のようにオオキンケイギクが生育しています。
正しい駆除の行い方を学んだ皆さんは活動開始!
参加者の中には駆除し尽されるオオキンケイギクを見て、
「何だかかわいそう・・・」と感じる人もいました。
そのとおりです。特定外来生物の多くは人間の勝手な都合で連れて来られ、
ある意味ではそれらは「被害者」であり、
駆除活動とはいえ、生き物の命を奪ってしまう行為であり、
その原因を作ってしまったのは、他ならぬ人間なのです。
オオキンケイギクは木やボートの陰など、ありとあらゆる場所に根を下ろしていました。
カンカン照りの太陽の下、参加者の皆さんはそれらを一本ずつ丁寧に抜き取りました。
約2時間に渡る駆除活動を終え、もりの学校に戻った参加者の皆さんは
今日の活動についてグループで話し合いました。
外来種問題が世間的に知られていないこと、行政等の対策が必要であること、
駆除活動の継続の重要性などについて強く感じた様子でした。
参加者全員が自分の思いを発表し、それを仲間と共有することの大切さ・・・
富士山クラブのスタッフも皆様の想いからたくさんのことを学びました。
時間を延長し、精一杯活動を行ってくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました。
また、9月に今度は清掃活動でお会いしましょう。
今日の活動の成果は
袋数(45ℓ)・・・44袋 重量・・・285kg 駆除数・・・30800本
でした。
今回の活動のために駐車場をお貸しくださった「釣舟白根」様、「釣舟山路」様、
また、活動にご協力くださった「お食事処岬」様、本当にありがとうございました。
参加者皆様の想いはこちら・・・駆除活動の振り返り.pdf