9月14日(土)、今年3回目の地球の歩き方の旅 富士山清掃活動に
ご参加の皆様43名と、山梨県南都留郡鳴沢村焼間にて行った
清掃活動の様子を、事務局員よねっちがレポートします。
秋の行楽シーズンを迎えた富士五湖地方は、3連休の初日であるこの日、
中央高速は相模湖インターを先頭に渋滞40km。
参加者の皆様を乗せたバスは、その渋滞を乗り切るために
トイレ休憩も取らずに集合場所へ直行。
しかも、曇り時々晴れ(降水確率10%)の天気予報を裏切る、まさかの小雨。
それでも参加者の皆様はヤル気に満ちて活動現場へいざ!
この活動は本年度同現場で行う14回目の活動です。
開会式において、写真に残した第1回目を行う前の現場と今とを比較し、
これまで清掃活動にご参加くださった、たくさんの人々の努力を感じてくれたようです。
「さぁ、私たちもがんばるぞ!」
登山用のカラフルなレインウェアを着用した皆様が、道具を片手に現場にぱぁっと広がります。
現場はぬかるみとなり、ごみを掘り出す作業は、富士登頂を前にする皆様にとって
かなり困難な作業となりました。
しかし、参加者の皆様はさわやかな笑顔で作業に励みます。
小さな小さな木くずやガラスを集める地味な作業も、細やかに行ってくださいました。
休憩タイムに現場に点々と残されたバケツが、隅々までくまなく広がり
皆様の熱意ある活動の様子を物語ります。
「あ、見て、これ何だろう?」
清掃活動をしていると、未知なる生き物の営みに触れることもしばしば。
地面の中から直径7~8cm程の不思議な3個の卵を掘り出しました。
寄り添うようにくっついた、この3個の卵が何のなのか、誰もわからなかったけど、
この地が育む新しい命を再び安全な場所にそっと埋めました。
「この鉄くず、時間内に必ず掘り出す!」
意気込みを見せる女子3人組!力を合わせて取り組んだ結果、
見事に大物ごみをゲット!
到着時間が遅れてしまったため、1時間足らずの短い活動でしたが、
参加者の皆様は本当に一生懸命取り組んでくださいました。
最後の記念撮影では、いつもの「富士山きれいにしたぞ~」の掛け声に加えて
「富士山登頂するぞ~」の声にも元気に「オ~!」
富士山の抱える残念な部分を体験してからの富士登山。
参加者の皆様は富士山の素晴らしさをいつまでも残したいという気持ちを
強く、強く抱いてくださったのではないかと思います。
本日の活動にご参加くださった皆様、本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
なお、本活動は山梨県富士山クリーンアップ事業の一環として
山梨県環境整備課、山梨県富士・東部林務環境事務所ならびに
山梨県産業廃棄物協会との協働事業として実施しており、
この日も4名の職員の方が応援に駆け付けてくださいました。
いつもながらご協力に深く感謝申し上げます。