平成26年6月2日(月)
富士河口湖町立西浜小学校6年生4名と
青木ヶ原樹海トレッキング&コウモリ穴散策を行いました。
ここ数日、30℃を上回る地方も続出するほど暑い日が続き、
富士北麓も気温急上昇。この日の天気もカンカン晴れです。
気温が上がれば上がるほど、
森の大切さ、素晴らしさを強く感じられるはず。
西湖コウモリ穴駐車場に集まった参加者の子どもたちは
まずは富士山クラブのスタッフとご挨拶。
それから、森に入る前にまず富士山の成り立ちや側火山についてお話していると・・
さすが富士山学習に積極的に取り組んでいる地元の小学生。
大人でも知らないような知識を持っている子どもたちに大変感心しました。
そして、コウモリ穴を探検!
外の暑さが信じられない程、洞窟内はひんやりしています。
洞窟内では富士山の溶岩がどんな性質を持っているか、
どのように流れていったのかをみんなで観察し、想像してみました。
そしていよいよ青木ヶ原樹海トレッキング。
この森に棲んでいる動物が残したフィールドサインや
土のない溶岩の台地に根を張り、頑張って成長し続けている木々たちに
子どもたちは目を輝かせていました。
さらに森の中を歩いていると
「あっ!ヘビだー!!」という声が!!
子どもが指をさした先に
地上3mくらいの場所にある木のうろから顔を出しているヘビ(アオダイショウ)の姿が・・・
どうやらこのヘビは、さらに木の上部にある小鳥(ゴジュウカラ)の巣を狙っている様子です。
ヘビが木を伝って上ろうとした瞬間、
ゴジュウカラは巣を守るために、何度も何度も必死に体当たりを繰り返しました。
この鳥は体の大きさが15cmにも満たない小さな鳥なのですが、
その攻撃のあまりの激しさに、「バシッ」という音が周囲に響き渡るほどでした。
目の前で繰り広げられるテレビの映像のような現実を
子どもたちは息を飲んで見守りました。
「がんばれ!!」
ついにヘビは小鳥の猛攻に耐えきれなくなり
地面に墜落し、巣のある木から退散していきました。
果敢に強者に挑む小鳥の勇気、ヒナ(タマゴ?)を守りたいという強い愛情
そして、自然界の厳しさ。
この10分ほどの間に得られた感動は計り知れません。
そして、このすばらしい感動を胸にトレッキングを終えました。
みんなの学校のすぐ近くにあるこの青木ヶ原の森
本当にすばらしいでしょう!
自分たちはこの素晴らしい富士山の麓に生まれ育ったことを
心から誇れる人に育ってほしいと願います。
今日は暑い中、本当にお疲れ様でした。
またみんなとお会いできる日を楽しみにしております。