一昨日までの雨続きのお天気がウソのような夏空が広がった鳴沢村。
そごう・西武労働組合46人の皆様をお迎えし、清掃活動を実施しました。
そごう・西武労働組合様は、今年初めて参加された団体様ですが、
毎年継続して清掃活動を実施くださっている
セブン銀行様、一般財団法人セブン-イレブン記念財団様などの
セブン&アイHLDGS.様とは同系列の団体様で、
経験者の方も多数いらっしゃいました。
グループを上げてのご協力に、
皆様の富士山への思い入れを強く、強く感じます。
集合場所の道の駅なるさわに皆様が乗られたバスが到着、
バスから降りると眼前には青く晴れ渡る空と、雄大な富士山が見えます。
「わぁ~」と声を上げ、富士山の姿をカメラに納める人もたくさん。
富士山と同じスカイブルーのウィンドブレーカーを着て、
改めて士気を一つにする開会式を行いました。
今日の清掃活動は道の駅なるさわから徒歩で15分ほどの、
溶岩の上にできた森の中です。
この場所では2年前から継続して清掃活動を行っているのですが、
ごみかなり広範囲に渡って大量に捨てられていて、
なかなか取り尽すことができません。
溶岩の穴や、割れ目に入り込んだごみは、
人の力で一つ一つ拾い集めるしか方法がなく、
ボランティアの皆様のご協力が欠かせない場所なのです。
現場に到着すると、「キビタキ」「ヒガラ」の二つのグループに別れ、
さっそうと清掃活動を開始しました。
富士山の森に棲む鳥の名前をグループ名とするところからも、
自然に寄り添おうとする皆様の気持ちが伝わってきました。
木々に囲まれた森の中とはいえ、この日の北麓の最高気温は30℃越。
ごみとの戦いに加え、暑さとも戦う活動となりました。
清掃のさなか、ちょっと一休み。
倒木に腰掛け、森を見渡します。
「きれいな森だなぁ・・・」
改めて森を見わたし、そんなつぶやきが聞かれました。
後半戦になると、あちこちでごみが山積みになってきました。
どこからか、「エレクトーンがある!!」との声。
見ると、完全に土に埋まり、木の根に覆い尽くされている
エレクトーンのベースの部分だけが外に露出していました。
このエレクトーンを回収するためには、全体的な掘起しが必要。
そうなると、木は倒れてしまうかもしれません。
人間が捨ててしまったごみが森にかけてしまっている負担について
改めて考えさせられる光景でした。
暑かったけど、重労働だったけど、
活動現場には笑顔がいっぱい。
カメラを向けると、素敵な笑顔で応えてくださいました。
約1時間半ほどの清掃を終え、閉会式に。
閉会式では2組の親子が今日の感想を発表してくださいました。
中学生の娘さんのお言葉、
「印象に残ったものは完璧な形で掘り起こした魔法瓶でした。
清掃活動に参加できて本当によかったです」
大学生の息子さんからは
「午前中に見学した富士風穴がすばらしかったです。」
そのすばらしい自然を、次の世代に残していくために、
また一緒にがんばりましょうね。
今日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
またぜひ一緒に清掃活動をしましょう。
皆様とまた富士山でお会いできる日を心から楽しみにしています!
本日の活動成果はこちら→150711Sogo.Seibu Rodokumiai.pdf
本活動は平成27年度環境省グリーンワーカー事業の一環として
実施しております。