色とりどりの春の花が咲き誇るこの季節
毎年活動を継続くださっている、
法政大学市ヶ谷ボランティアセンターの皆さんと
特定外来植物オオキンケイギクの駆除活動を実施しました。
この日は朝から少し雲がかかり、残念ながら富士山の姿は
見られなかったのですが、
現場の周りには、西湖の美しい風景に加え
オダマキやツツジ、ハルジオンなど、
春の花たちが目を楽しませてくれました。
春の花と言えば...
そう、特定外来植物に指定されているオオキンケイギクも、
開花期を迎える寸前で、つぼみもぷっくりと膨れています。
あと、数日もすると、右上のイメージ写真のような黄色の花がたくさん...
そうなる前の駆除活動はいちばん効果的。
しかも、この時期はかなりの大きさまで生育しているので、
オオキンケイギクの株がとても分かり易いことに加え、
根を切らずに引き抜きやすいのです。
そんな時、駆除に来て下さった法政大学の学生さんたち。
到着後、まずは、もりの学校にて事前学習会。
今日の活動は、ただの草むしりではなく、
富士山麓の自然を守るために大きな意義を持っていることを
深く理解してくださった様子でした。
そして、ランチタイムは校庭でピクニック。
穏やかな日差しを浴びながら、心地よさそうにお弁当を食べました。
それから、いざ現場に移動してみると・・・
「わっ、こんなにいっぱいある」と、驚きの声が...
実は、昨年、一昨年と、もう少し西側の湖岸で活動したのですが、
この現場では2年ぶり。
その2年の間にまた増えてしまい、あちこちにふさふさと生えている様子を見て、
活動を継続することの大切さをしみじみと感じた様子でした。
一生懸命駆除に打ち込む中、
カメラを向けると、明るい笑顔、ポーズで応えてくれました!
活動後はもりの学校の講堂で振り返り会。
聞くところによると、この活動に参加している学生さんたちは
同じ大学ではあるものの、初めて会う、話す人ばかりだそうで、
最初の学習会ではちょっと緊張気味だったのですが、
活動後はすっかり打ち解けた様子。
5人ほどのグループワークで
今日の活動の感想や、
富士山麓における駆除活動の輪を広めるための方法などについて話し、
発表し合いました。
皆さんから複数出された感想・意見は...
・外来植物について知らなかった。今回の活動でその意味を知ることができてよかった。
・もっとたくさんの人々に外来種問題について知ってもらう方法を考えたい。
・駆除活動は楽しいことを周りの人に伝え、次は友人を誘って参加する
・今日の体験や外来植物のことを、地元の人たちにも伝えたい。
などなど...
これらは、まさに私たち富士山クラブが皆さんに伝えたかったメッセージです。
そのメッセージに体験をとおして自ら気づけたこと、
このことは、今日の活動の大きな成果の一つではないかと思います。
今日の活動、本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
秋が深まる10月、今度はみんなで清掃活動をして、
たくさんのことを話し、そして、感じましょう。
またお会いできる日を心から楽しみにしています!
活動成果はこちら⇒160515HoseiUniversity.pdf
本日の活動のために駐車場をお貸しくださった
「釣舟白根」様、「釣舟山路」様、「お食事処岬」様
「西湖いやしの里根場」様、本当にありがとうございました。