今年もまたまた秋の北麓に
サムスンC&Tジャパン株式会社の皆様がお越しくださいました。
3年前から富士北麓の自然を楽しむトレッキングと、
そして、その自然を守るための清掃活動の両方を行ってくださっています。
早朝は雲に覆われてしまっていた富士山なのですが、
集合時間には皆様をお待ちしていたかのように、その美しい姿を現しました。
バスを降りた皆様は富士山を眺めながらの開会式。
そして、青木ヶ原樹海の森を散策するため、竜宮入口に・・・
秋の朝の樹海はとっても爽やか。
森に入ったとたん「わー、空気がおいしい!」などの囁き声が・・・
そして、樹海のパワースポット、竜宮洞穴(剗海神社)に入洞です。
脱帽、参拝のあとは、グループごとに入洞記念撮影をカシャリ!
「何だか、心が洗われた気がする...」
「本当に神様が宿りそうな洞窟だなぁ...」
など、樹海の神秘への気づきの声があちこちで聞かれました。
ぱっと視界が開けたところからは、
少しずつ紅葉が始まりつつある紅葉台を見上げます。
竜宮洞穴入口から鳴沢氷穴に抜けるこのルートの面白いところは、
溶岩の流れた森と、流れていない森の比較が非常にわかりやすいところ。
ごつごつした溶岩の露頭に触ってみたり、溶岩と紅葉台の岩の地質を比べるために
浸透実験をしたりしながら進んでいくと・・・
この森のシンボルツリーである大きなカツラの木が・・・
ハート形の葉っぱがかわいらしいこの木の周りはキャラメルのにおいがふわり。
皆で森の甘い香りを楽しみました。
さらに進んでいくと、ところどころに「ぬたば」があり、
動物たちの足跡がいっぱい。
「これ、何の動物の足跡かな?」とイメージを膨らませていました。
肥沃な紅葉台の土壌にはミミズもいっぱいと見えて、
あちこちにイノシシの掘り跡が・・・
そんな動物たちの営みが行われている豊かな森に
心無い行為をした人間の痕跡も見られました。
樹海は昔から自然と人間が共生してきた場所。
かつて氷室として使われたという、鳴沢氷穴を見学し、
溶岩の森のミステリーを満喫して、樹海トレッキングを終了しました。
午後の清掃活動現場は、皆様が歩いた紅葉台の麓。
このすばらしい森を守るため、一緒にがんばりましょう!