継続して富士山清掃を実施している法政大学と東洋大学。
今年はついに合同清掃活動を実施!
午前中は樹海トレッキングを実施した法政大学生がもりの学校にやって来ると、
先に到着した東洋大学生たちが歓迎します。
両校の学生さんたちは、活動前のランチを楽しむべく、
思い思いの場所に輪を作り、楽しく交流しながらお弁当を食べました。
そしていざ、清掃活動現場へ。
今日の現場は鳴沢村焼間地区産業廃棄物不法投棄現場。
東洋大学の皆さんはこの現場での活動経験者もいたのですが、
法政大学は初めて産廃撤去に取り組みます。
目の前に広がる広い土地に、
点々と目に入るたくさんのごみ。
両校合同作業グループに分かれると、バケツを片手に現場に散らばり、
回収作業を始めました。
この活動で一番難しいのがごみ分別。
何もかも、ごちゃごちゃに捨ててあるだけでもわかりにくいのに、
土がたくさんついている、焼きこげて溶けているなどの理由によって
「何だこりゃ?」と不思議に思えるごみがいっぱい。
でも、今日のこの合同活動においては、
そんな分かりにくさも、交流を深めるきっかけになりました。
現場のあちこちで、「ねぇ、ねぇ、このごみ、可燃物かなぁ」
「どれどれ?これは金属じゃない?」「スタッフの人に聞いてみようか?」
などといった会話が現場のあちこちから聞こえてきました。
そして、活動開始から30分もすぎると、すっかり打ち解けたよい雰囲気になりました。
ごみが深める絆とも言えるような、活気にあふれた活動となりました。
さて、活動を終了しもりの学校に戻ると、合同振り返り会の開始。
この振り返り会も学生たちが主体となって進めていきます。
司会は東洋大学の代表学生。
9つのグループに分かれると、
各グループの議長を中心に、
今日の活動を通して感じたこと、
そして、富士山麓における清掃活動の輪を広げるためによいと思える方法
について意見を出し合いました。
そして、グループ代表による発表
皆さんの発表を聞く中で強く感じたのは、
産廃現場での活動体験がある東洋大学の学生は、
初めて実施した法政大学の皆さんに前回の様子を語る、また、
午前中トレッキングを実施した法政大学生は、その体験を東洋大学生に語るなど、
お互いの体験を語り合うことで、いろいろな面から情報交換できたこと、
また、自分自身が発信源となり、この体験を一人でも多くの人たちに伝えよう、
そして、次は一人でも多くの友達を誘って参加しようという共通意見が多かったことです。
そして、最後にいただいた引率の先生方からのお言葉からも、
今日の活動を合同で実施できて本当によかったと感じられた振り返り会でした。
この振り返り会をより有意義な時間にまとめてくれた
東洋大学代表のKさん、そのすばらしいリーダーシップからは
私たち富士山クラブスタッフも学ばせて頂くことが多かった・・・
ぜひ、これからもこの活動を継続し、近い未来を背負っていく大学生の皆さんに
よりたくさんのことを持ち帰って頂ける活動にしていきたいと思います。
本日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
また来年も富士山麓で一緒に活動しましょう!!
本活動は、山梨県富士山クリーンアップ事業として
山梨県および、山梨県産業廃棄物協会との協働事業として実施しております。
また、本活動のために駐車場をお貸しくださった
「西湖いやしの里根場様」、「鳴沢村第一地区の小林様」
ご協力頂き、ありがとうございました。