富士山の「光」と「影」を体験する、
1泊2日の社会貢献活動2日目、
三菱UFJフィナンシャル・グループの皆様と、
清掃活動を実施しました。
夏の光がまぶしい、さわやかな雨上りの朝。
8:15にはもりの学校校庭に全員集合!
この活動はグループ社が集まり実施されているそうで、
今回初めて会う人が殆どという参加者の皆様ですが、
前日の活動や宿泊をとおし、すっかり打ち解けた雰囲気になっていました。
今日の現場は昨日散策を楽しんだ青木ヶ原樹海。
皆様はA・Bの2サイトの2ヶ所に分かれ、
Aサイトは大きな溶岩の穴に、Bサイトは散策路道脇の斜面に
びっしりとごみが捨てられている場所を、みっちり2時間かけて片づけるため、
元気に移動を開始しました。
【Aサイト】
作業前は溶岩の穴が細かなガラスのかけらでキラキラ。
回収作業はごみが細かければ、細かいほど大変。
Aサイト担当の皆様は、それら細かなごみと格闘する活動となりました。
回収組も、分別組も、黙々と手を動かします。
溶岩の穴だけではなく、チュムラスの割れ目にも、
カンなどのごみがびっしり。
そこで活躍したのが小柄な女性陣。
Aサイトだけでも、45ℓ袋×11袋ものカン、それ以外のごみも
スタッフの予想をはるかに上回る成果を上げてくださいました。
汗だくになって作業に没頭するなか、
カメラを向けるとにっこり、ステキな笑顔ありがとうございました。
【Bサイト】
さて、Bサイトは、樹海道脇の斜面です。
現場に到着した時、まず聞かれた言葉は
「どこにごみがあるの?」
スタッフが指を差した場所を見下ろし、
「え~!」と驚きの声。
斜面はガラスくず埋め尽くされ、さらに地表を覆う木の葉に混じり、
三輪車や一斗缶、ペール缶などの大型のごみもいっぱい。
しかし、その驚きが、やる気にさらに大きな火をつけたのか、
足場の悪い溶岩の斜面にさっと降り立つと、
すみやかに作業体制を作りました。
回収する人、バケツリレーで運搬する人、シートの上で分別する人。
みんなで助け合い、声を掛け合いながら作業を進める
その連携プレイはお見事でした!
次々に回収されるレトロなごみ。
テレビの画面はまさしく、昭和のお茶の間。
「わー、懐かし~」「こんなの見たことない」と、盛り上がる中
一際皆様の目を引いたのが××証券と書かれた頑丈そうな募金箱
さすが金融機関の皆様。
蒸し暑い中での活動となりましたが、
時々木々の葉を揺らす爽やかな風。
「森のお陰で涼しいね」「森ってすごいね」
昨日とはまた別の視点で、森のすばらしさを感じていました。
トラック満載のごみを前にした閉会式では皆様の代表から感想発表。
「この活動に参加できて本当によかった。
この仲間たちと2日間の活動を共有できたことはとてもよい思い出です・・・」
この活動が自然と、自然を守る事の大切さの両方について学ぶ機会となったばかりではなく
皆様の絆を深めることに繋がったこと、何よりも大きな成果だったと思います。
本日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
また、富士山で一緒に活動できる日を心から楽しみにしています!
本日の活動成果はこちら→160710Mitsubishi UFJ Financial Group.pdf
さて、活動翌日、Bサイトの参加者の方より
「富士山環境保全Volunteer」写真集をお送り頂きました。
素皆様のがんばりっぷりがよくよく伝わってくる
すばらしい写真集、本当にありがとうございます!
駐車場をお貸しくださった「西湖いやしの里根場」様
いつもながらのご協力に感謝申し上げます。
本活動は平成28年度環境省グリーンワーカー事業の一環として
実施しております。