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三菱UFJフィナンシャル・グループ様と雨上りの樹海トレッキング!

三菱UFJフィナンシャル・グループ様と雨上りの樹海トレッキング!

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昨年に続き2年連続で、三菱UFJフィナンシャル・グループ43人の皆様と

清掃活動&トレッキングを実施しました。

社員ボランティア活動「世界遺産シリーズ」として、

1泊2日の社会貢献活動初日は、清掃活動を実施する予定だったのですが、

昨日までの真夏の気候から天気はガラッと変わり

梅雨空が戻ってきた富士北麓。

100mmを超える大雨の予報に加え、早朝から県内全域に雷警報発令。

屋外での活動は難しいと予想されたのですが・・・

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降りしきる雨の中、まずはもりの学校にご集合くださった皆様。

世界遺産である「富士山」周辺の「コミュニティへの貢献」と、

世界遺産の保全活動を通じた「持続可能な環境・社会の実現」をテーマとした

この活動の開始に当たり、事前学習として、富士山周辺地域の自然や、

富士山が抱える環境問題、また、富士山クラブの取り組みなどについてのお話を、

真剣なまなざしで聞いてくださいました。

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お話が終わり、講堂の窓から外を見ると・・・

雨はぽつぽつと、小康状態。

「これなら・・・」ということで、翌日予定していた青木ヶ原樹海散策にGO!

43人の皆さんはGG隊、ゆりりん隊、じょー隊の3グループに分かれ、

まずは西湖コウモリ穴見学。

朝から降り続く雨が溶岩の層を浸透し、洞内にしたたる様子、

溶岩の森の地下のしくみをよくよく観察するのには、ベストコンディションでした。

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入洞を終え、樹海に入るころには雨はすっかり上がり、

しっとりと、もやが立ち込める神秘的な雰囲気。

「こんな雨上り直後に散策できるのはラッキーかも」と

皆様のテンションもハイに。

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散策路を進んでいくと、

どこからかポトッ ポトッ と、何やら落ちてくる音が・・・

何かと思ってみてみると、それは、マツボックリの鱗片。

さらに周りの地面を見回すと、できたての森のエビフライが大量におちていました。

森の生きものたちの大好物、ゴヨウマツの実が熟し、

マツボックリの中にぎっしりはいっているこの時期、

やわらかい松の実をいっぱい食べようと、リスやネズミなどの齧歯類が

ゴヨウマツの木に次々に集まってくるのでした。

上の方をじっと見ていると、リスの影が見られました。

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樹海のあちこちで見られる不思議な溶岩の模様や、

シカに皮を剥がされたリョウブの木など、

見ること、聞くことに深く深くうなづきながら

熱心に聞いて下さった皆様。

その自然への興味・関心の高さ、理解しようとする姿勢は、

私たちもスタッフも見習うべきものでした。

皆様をご案内さしあげたことで、私たちも勉強させて頂きました。

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雨をいっぱい浴びて、活き活きとしている

北麓の夏を告げる植物たちも皆様を大歓迎していました。

 

富士山の雄大な自然を「光」とすると、

明日の清掃活動は富士山の「影」の部分を解決する取り組み。

両方の体験をし、それを振り返ることで

自然と、自然を守る事の大切さの両方について考える

より貴重な2日間となるでしょう。

本日は本当にお疲れ様でした。

また、ありがとうございました。

今日の樹海トレッキングに続き、明日の清掃活動もがんばりましょう!

さて、活動後に嬉しいメールが届きました。

参加者のおひとり、GG隊の方から、

「青木ヶ原樹海トレッキング写真集」をお送り頂きました。

この写真集からも、富士山の森のすばらしさを

心から感じて下さったことが伝わってきました。

こちらも本当にありがとうございます!

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最終更新日  2016年7月 9日