文化シヤッター株式会社主催
「野口健氏と行く富士山清掃活動」が
鳴沢村にある富士緑の休暇村を拠点に開催されました。
2013年6月、41人の参加者からスタートしたこの活動ですが
100人超え、200人超えと毎年グレードアップしています。
迎えた今年も200人を超えた参加者のみなさんにご協力いただきました。
【開会式~講話】
開会式の後、野口健さんの講話。
トイレ問題やごみ問題をはじめとした、富士山の環境問題のこれまでとこれから。
野口健さんが実際に訪れたネパールや熊本の震災と、支援活動の様子など
予定時間を10分超えるほど盛り沢山にお話しいただきました。
講話の後、昼食を挟んで清掃活動です。
今回は、区域:Aと区域:Bの2ヶ所の現場に分かれて活動を行いました。
【区域:A】
焼間地区の大量不法投棄現場を104人で活動しました。
富士山クラブの活動ではお馴染みの現場。
粉砕された解体ごみを、土と分けながら丁寧に掘り進めます。
3年目に入りましたが、まだまだ土の中から大きなゴミが掘り起こされます。
この現場は、山梨県富士山クリーンアップ事業として、山梨県および
山梨県産業廃棄物協会との協働事業として実施しています。
今回は、環境整備課職員、富士山レンジャーが駆けつけてくださいました。
また、本活動のために駐車場をお貸しくださった鳴沢村第一地区の小林様
ご協力頂きありがとうございます。
【区域:B】
こちらの現場は、道の駅なるさわ近くの青木ヶ原樹海。
青木ヶ原樹海の大地を覆う溶岩の隙間に昭和40年代のごみが埋まっています。
木の根っこが絡んだ電子ピアノ。出会う機会が少なくなったチューブ入りのタイヤ。
未開封のレトルト食品。昭和に一世を風靡した乳酸菌飲料のビン。
回収されるごみのすべてが、ノスタルジックな雰囲気を漂わせていました。
区域Bの活動成果は ↓ をご覧ください。
20160611 Bunka Shutter Result .pdf
どちらの現場にも言えることは、新しいごみが極端に少ないこと。
幹線道路から一本入っただけのゲートの無い林道は
比較的ごみが捨てられやすい場所です。
にもかかわらず、新しいごみが捨てられていないということは
地域住民も含め、ごみに対する意識が向上していることの顕れ。
息の長い取り組みですが、諦めずにコツコツ続けることが大切ですね。
ご参加いただいたみなさん、今年もありがとうございました。
美しい富士山を子どもたちに残していくために...
富士山クラブの活動へのご理解とご協力これからもよろしくお願いいたします。