今年もまたまた富士電機グループ労働組合連合会33人の皆様と
清掃活動を実施しました。
富士北麓駐車場にお集まりくださった皆様。
毎年ながら、バスを降りたその瞬間から、
やる気とパワーを感じてしまう完璧な服装。
そのやる気が、常に雨雲を吹っ飛ばしているのかもしれない...
この日も天気予報だと、大荒れの予想だったのですが、
いざ、当日を迎えてみると、雨は明け方までにすっきりと止んでいました!
今日の活動現場は、山梨県富士吉田市の
東富士五湖道路の側道脇の森の中です。
側道を走行していると、「この先行き止まり」と書かれた看板があるのですが、
その道にちょっと入ってみると、不法投棄のたまり場。
テレビや石油ストーブなどが、置き逃げのように捨てられていました。
さらに森の奥に進むと、目を覆いたくなるような壮絶なごみ。
実はこの現場、2015年の神奈川・山梨・静岡3県合同不法投棄パトロールで発見された
場所だったのですが、あまりのごみの多さにその時全部片づけることができず、
富士山クラブに託された場所でした。
スタッフの目では、
「このごみは70~80人くらいでないと、片づけきれないかも...」という予測だったのですが、
そこはいつも1人が3人分、がっつり働いてくださる皆様なら絶対大丈夫と、
期待していました。
活動を進めていくとだんだん捨てられたごみの内容が細かくわかってきました。
カセットコンロのガス、ホッカイロ、電池、ライター、食品の缶などの
非常用グッズがとても多いことに着目。
自分たちが災害に遭った時、野外で活動をするときは
絶対にこんな心無いことをしないようにしようと、ごみから教訓を得ていました。
トラックの荷台にごみ袋が満載されるころには、
ごみを包囲していた皆様の円はどんどん小さくなっていき、
ほとんどの回収を終えました。
現場を立ち去ったあとには、何事もなかったような、
きれいな、静かな森に戻りました。
もうどこにもごみは見えません。
昼食場所の河口湖総合公園に向かうと、
富士山がくっきり。
雨上りの光がまぶしい芝生公園でお弁当。
閉会式では、新入職員をはじめ、6人の皆様が
今日の活動の感想を発表してくださいました。
その中の一人のお言葉。
「今日の清掃活動で、ごみを掘っているとき、ミミズを一匹死なせてしまった。
もし、ここにごみを捨てた人がいなかったら、このミミズは死ななくて済んだのに...
そう思うと悔しい...自分は絶対にこんなことをしたくない」
本当にその通りですね。
ミミズは、分解者として、肥沃な土壌を作ってくれたり、
モグラやイノシシの食べ物としても大切な生き物です。
心無い人たちが捨てたごみを片づけるだけではなく、
この活動をとおして、たくさんのことを感じ取って、
そして、みんなで共有して頂けたことを、スタッフ一同、心から嬉しく思います。
本日は本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
来年も皆様と一緒に活動できる日を楽しみにしています!
また富士山麓でお会いしましょう。
本日の活動成果はこちら→160625FujidenkiGroup.Rodokumiairengokai.pdf
駐車場をお貸しくださった「富士北麓駐車場」様
ご協力に感謝致します。
本活動は平成28年度環境省グリーンワーカー事業の一環として
実施しております。