5月最後の日曜日、毎年恒例の
TEAM FUJISAN クリーンキャンペーン 3776 野口健×若村麻由美 富士山清掃が
富士山クラブ本部もりの学校を拠点に開催されました。
元々は、「マナスル・富士山同時清掃」として、マナスル清掃隊長に野口健さん
富士山清掃隊長に若村麻由美さんを迎え、清掃ボランティアを同時に行う目的で
2006年からスタートしました。
2014年から、ブログタイトルに活動名をあらため、野口健さんと若村麻由美さん
ダブル隊長の元、毎年100人を超える参加者のみなさんと
富士山麓の清掃活動に取り組んでいます。
今回は、地元や首都圏をはじめ、関西や九州、海を越えて海外から
総勢111人のボランティアのみなさんがもりの学校に集合。
常連の参加者も多いこの活動、お弁当食べながら、久々の再会に話が弾んでいました。
お弁当の後は開会式。
野口健さん、若村麻由美さんからご挨拶いただき、毎度恒例のラジオ体操。
活動前に体を解していざ現場へ...。
今日の現場は、富士河口湖町精進地区林道沿いの森の中。
新緑に覆われた森は、清々しい空間が広がっています。
しかし、足元に視線を移すと、古い空き缶やペットボトル、ガラス片や陶器片が地面から顔を出しています。
ダブル隊長の「富士山綺麗にするぞぉー!!」を合図に清掃開始。
参加者のみなさんは、竹べらやスコップ、バケツを駆使し、ごみを集めます。
土の中からは、ガラス片や陶器片に混ざり、注射針が...。
森の奥からは、大型タイヤやワイヤー、金網なども発見されました。
約90分の作業で富士山クラブのトラックはご覧の通り。
現場を後にする前に記念撮影。
活動後のみなさんは本当にいい笑顔ですね。
もりの学校に戻って、野口健さんと若村麻由美さんのトークショー。
今日の活動を振返りつつ、富士山のごみ問題の今後について考えていきました。
若村さんは、古の日本人は、自然に対し畏敬の念を持っていて
海や川から豊かな恵みを得るためには、山を守らなければならないことを知っていた。
現代に生きる私たちは、そういう考えを忘れつつあると警鐘を鳴らしました。
また、健さんからは、4月に発生した熊本地震における自身の支援について報告。
テント村の開設から閉鎖までに起きていた様々な事象についてお話しいただいた中で
深刻な被災状況の中、いかに子どもたちが大人に希望を与えているかを伺うことができました。
テント村は閉鎖が決定しましたが、ここで暮らしていた子どもたちの願い「富士山に行きたい」
「富士山でキャンプがしたい」を実現させることが、次の熊本の支援になると強い言葉があり
会場から拍手が贈られました。
私たち富士山クラブとしても、熊本地震の復興支援として
全力でキャンプのサポートをさせていただきたいと思います。
沢山の方の協力があって、今回も怪我人無く、活動を無事に終えることができました。
ご参加いただいたみなさん、本当にお疲れ様でした。
美しい富士山を子どもたちに残していくために...引き続き富士山クラブの活動へのご理解とご協力よろしくお願いいたします。
なお、本日の活動成果は ↓ をご覧ください。
20160529 TEAM FUJISAN RESULT .pdf
最後に、本日の活動に際し、駐車場を提供いただきました根場民宿協同組合様
西湖いやしの里ねんば様、この場をお借りして御礼申し上げます。