法政大学市ヶ谷ボランティアセンターの皆さんが
今年も秋の北麓にやってきてくださいました。
今回の活動では午後に予定している清掃活動に先立ち、
樹海トレッキングも実施。
実は、春の駆除活動のとき、活動現場となった西湖北岸から、
対岸に広がる樹海と、西湖に押し寄せた溶岩の露頭を見て
「自然の力はすごいなぁ...」と興味が深まり、
そして、実際に樹海を歩いてみようという、
みんなの希望により実現したのが今回のトレッキング。
その期待に応えるべく、
秋の日差しと、樹海の木々にそそぐ木漏れ日がとても美しい
すばらしい天気に恵まれました。
集合場所の富岳風穴駐車場に到着した皆さん。
これから始まる散策にワクワクの様子。
いざ、樹海に足を踏み入れてみると、まずは溶岩の上を這う木の根に
「わぁぁ、蛇みたい」と感激の声。
樹海の洞窟神社、竜宮洞穴は水の神様を奉る場所。
みんなの将来が、潤いにあふれたすばらしいものとなるよう、お祈りしました。
そして、樹海の奥に進んでいくと、あちこちにさまざまな動植物の営みがみられ、
そのひとつひとつに歓天喜地。
押し寄せた溶岩の露頭を見ながら進んでいくと、
視界が開け、何やら甘い香りが・・・
このコースのシンボル、カツラの木の広場までやってきました。
きいろくきれいに紅葉したカツラの木を眺めたり、
落ち葉から漂うキャラメルに似たにおいを嗅いだり、
グループのみんなで記念写真を撮ったりしました。
さらに散策路を進んでいくと、道の真ん中に何やら、骨っぽいものがありました。
よく見ると、それは小鹿と思える大きさの足の骨でした。
どうやら、森の中の肉食動物によって、足だけ体からちぎられてここまで運ばれ、
肉を食べられたうえで置いていかれた様子です。
それを囲んで見下ろす皆さんは
自然界の厳しさ、食物連鎖、人間の暮らしとの比較、
毎日の食事への感謝などなど、様々なことを感じて、囁き合っていました。
毎年、毎年、春は駆除活動、秋は清掃活動を継続して下さっている皆さん、
今回の散策で、皆さんが守ろうとしているもののすばらしさ、
なぜ守る必要があるのかを再認識していただけたのではないかと思います。
今日の樹海での体験、感動をたくさんの人に話し、
誤解されがちな樹海のイメージ一新にも協力してくださいね!
午後の清掃活動もいっしょにがんばりましょう!!
本活動のために駐車場をお貸しくださった「富岳風穴」様
ご協力に深く感謝いたします。