富士山クリーンプロジェクト2014が富士宮市で開催されました!!
静岡県内企業の「静岡県民の力で富士山をきれいにしよう」という想いで
2006年から始まった富士山クリーンプロジェクトも8回目の開催となりました。
今回は、静岡県富士山麓不法投棄廃棄物撤去事業費補助金事業として開催。
富士山クラブが目指す、「市民」、「企業」、「行政」がパートナーシップを取り
三者一丸となった富士山の保全活動を具現化した活動になりました。
早朝、静岡駅を出発した4台のバスは、参加者のみなさんを乗せて富士山麓を目指しました。
活動の拠点となった朝霧野外活動センターでは、最高の秋晴れの下
新雪を被った最高の富士山が参加者のみなさんをお出迎え。
【開会式、昼食、トークショー】
1号車と2号車のみなさんは、到着後、開会式に参加。
主催者とパートナーの野口健さんからご挨拶いただきました。
富士山を眺めながら豪華なお弁当に舌鼓。
昼食の後は、野口健さんのトークショー。
清掃活動に向かう前に、富士山の現状と課題について勉強しました。
あれっ...、静岡駅を出発したバスは4台だったはず。
3号車と4号車のみなさんはいったい何処へ...。
【一方その頃...】
その頃、3号車と4号車のみなさんは、500本のタイヤと格闘していました。
実はこのタイヤ、2013年の活動で回収された1800本の不法投棄タイヤの残り。
昨年、想像以上のタイヤに、準備していた処分費用が足りず、処分を断念していました。
...というわけで、一年越しのリベンジとなりました!!
昨年の活動は ↓ をご覧ください。
http://www.fujisan.or.jp/Blog/Phototopics/2013_11.html
【1&2号車】
午後は、全車合流した後、ブログトップの記念撮影をした後
3ヶ所に分かれて清掃活動を実施しました。
1号車、2号車のみなさんは、猪之頭地区の林の中が活動現場。
大量の木材やビニールハウスの支柱、繊維くずが...。
重ねられたトタン板をめくりあげると、大量の植木鉢が顔を出す。
見た目通りハードな現場でした。
回収用に用意したコンテナに手分けをして運びますが
長尺物は、切ったり折り曲げたり一苦労。
初対面のみなさんも協力しながら運んでくださいました。
90分の作業で用意していたコンテナ2つは満杯になりました。
【3号車】
続いて3号車です。
ここは麓地区の林の中。
嘗て、別荘地として開拓した土地のようで、鬱蒼とした林の中に、
舗装された道があり、錆びた外灯が残されていました。
そんな林の中には、ビンや缶などの家庭ごみに加えて、
ビデオデッキや冷蔵庫、錆びたベッドマットが...。
また、大量の農業用ビニールや電線の被覆が枯れ葉の下から姿を現しました。
こちらも90分の作業で、用意したトラックの荷台は満杯になりました。
【4号車】
最後に4号車。
上井出地区の現場をご紹介します。
3号車同様、嘗て区画整理されたことがあるようで、
鬱蒼とした林の中に未舗装の道。
待ち受けていたのは、またしてもタイヤ...。
水路のような斜面に投げ捨てられたタイヤを、
バケツリレーならぬごみリレーで回収していきます。
タイヤだけじゃなく多様なごみも回収されました。
90分の作業時間で回収されたごみは、
タイヤも含めてご覧のようになりました。
【閉会式】
各現場とも、90分の清掃活動を終えて、朝霧アリーナに再集合。
閉会式は、お楽しみ抽選会や野口健さんとのじゃんけん大会で盛り上がりました。
野口健さんからのご挨拶の後、富士山クリーンプロジェクト事務局から、
来年以降も活動を継続していただけるという、とても心強い言葉を頂戴しました。
【お見送り】
一日中富士山は顔を出してくれてはいたものの、ここは標高900mの朝霧高原。
みなさんお帰りの時には、太陽も天子山塊の西に沈み、気温はグッと下がりました。
富士山クリーンプロジェクトは、富士山クラブの中でも秋のビッグイベント。
県内企業や行政のサポートに、県民が集い、富士山のごみ問題に取組む。
ブログの最初に書きましたが、環境保護活動の理想的な形と言えると思います。
美しい富士山を子どもたちに残していくために...
地元パワーを結集した富士山クリーンプロジェクトをこれからもお手伝いさせていただきます。
長時間の活動となりましたが、ご参加いただいたみなさん本当にお疲れ様でした。
また来年、富士山の麓でみなさんと活動できるのを楽しみにしています。
本日の活動成果は ↓ をご覧ください。
141025 Mt.Fuji Clean Project.pdf
富士山クリーンプロジェクトホームページ