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河口湖アレチウリ一掃作戦5

河口湖アレチウリ一掃作戦5

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2023年度5回目の一掃作戦、そして今年度最終活動日、お集まりいただいた23名のみなさまと、河口湖南岸の八木崎公園内に生育している特定外来生物(植物)アレチウリの駆除活動を行いました。

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ここは3か月前の7月末に一度一掃したエリア、地面に陽が入ったことで土に眠っていた種の発芽が促されたようで、今回活動時にはすでに結実し、蔓や葉が枯れ始め、エリア一面に敷き詰められたアレチウリを再び「一掃」する機会となりました。夏のアレチウリの生育スピード、旺盛な生育力を目の当たりにした日でもありました。

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また、アレチウリの実はやわらかいトゲトゲに覆われており、これが軍手や衣服につくとチクチクと肌まで差し込みます。この時期のアレチウリ駆除はこれが一番つらいのです。それでも、まだ水分を含んだ青い実やすでに茶色く乾いて成熟した実、どちらも付けたアレチウリを回収できましたので、来年こそは、実をつける前に駆除活動を数回実施し、この現場のアレチウリを少なくすることができればと思います。

20231107180413.jpg八木崎ビフォーアフター

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北岸の河口湖漕艇場前に場所を移し、道路わきや湖畔に生育するアレチウリを一掃。高さのある葦や柳の木の枝などに巻きひげや蔓を絡ませていたものは「からめとり棒」を駆使して回収しました。

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何人かに感想を伺いました。

「初めて参加してみて河口湖にはいっぱいアレチウリがあるということを知り、地元の環境保全に携われてよかった」

「2度目の参加となったが、春とは違ってアレチウリの根強さに驚き、今回の参加で実際にアレチウリの実を見ることができた」

引き続きのご協力をぜひ、お願いいたします!

アレチウリが発芽してから結実するまで、年間複数回の活動実施に努めていますが、初めての方にもどんどん来ていただきアレチウリを見る目を増やし、また、期間中何度かご参加いただく事で、アレチウリがどのように成長していくか、どのように来年に繋がっていってしまうかを確認してもらえる機会としても、年数回の活動実施は大切なのだと、再確認しました。

それと2023年、河口湖の水位が高く、また春先から暖かい日が続いた影響か、アレチウリの発芽がほかの植物に一歩遅れた形となったようで、アレチウリは例年に比べて全体的にかなり少なく、どちらかというとカナムグラが湖畔の葦の周りを占領しているように感じられました。

活動範囲:八木崎地区の八木崎公園内ビオトープ内、および、河口地区の河口湖漕艇場付近

活動内容:アレチウリ駆除、ごみ拾い

回収成果:

 アレチウリ 51袋=221kg(八木崎地区38袋195.5kg、河口地区13袋25.5kg)

 ごみ 2袋=3.2kg

Thanks!:株式会社フジミ有志のみなさま、明治グループ労働組合連合会(アレチウリ回収用袋)、一般社団法人富士河口湖町観光連盟(駐車場使用)

午後のランチ会開催@もりの学校...楽しかったです~!

河口湖の生態系保全のために、アレチウリの生育範囲が広がらぬよう、アレチウリ一掃作戦は継続する必要があります、今後もどうかご参加、ご協力をお願いいたします!

補助:山梨県外来生物防除事業費補助金

参加:やまなしで過ごす「山の日」関連イベント

河口湖アレチウリ一掃作戦実行委員会:

山梨県富士山科学研究所、山梨県富士山レンジャー、富士河口湖町環境課、

山梨県富士山世界遺産課、認定NPO法人富士山クラブ

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最終更新日  2023年10月29日